TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テリーちゃんと夢小説(短編集)

一覧ページ

「テリーちゃんと夢小説(短編集)」のメインビジュアル

テリーちゃんと夢小説(短編集)

2 - 夜、コンビニで出会う(本番無し)

♥

46

2025年03月09日

シェアするシェアする
報告する

「ではでは〜本日も配信にお付き合いいただきありがとうございました〜!皆ちゃんと寝るんだぞー!おつてり〜!ばいばーい!」



あぁ、終わってしまった

彼女が自作したというエンディング画面に切り替わる


時々終わりがけにマイクがまた着きなにか話すことがあるので完全に配信が切れるまで待つ


今日は何もなく配信が終わってしまった



『コンビニ行くか』



特に必要なものは無いが、強いていえばジュースか、何か炭酸飲料でも買おうか


『まだ暑いなぁ…』


部屋着の上に薄い上着をはおり家を出る

少し歩くとコンビニに着いた


「あぁっ、おと、おとした…待って転がらないで、!」


商品棚を見ていると棚の向こう側で誰かが慌てているようだった

視線をやればフードから垂れる髪は緑でその背丈は小さい


『……(子供か?この時間に?)』


声をかけようか、でも不審者だと思われる可能性が……


「えっと、あと何食べよう……お菓子と、パンと、あと……」


『めっちゃ食うじゃん…』


「へ?」


あ、しまった…………って、え?


「……た、食べ過ぎ、だと思います、?」


『テリー…さん……?』


思わず呟いた一言で子供…彼女が顔を上げると先程まで画面越しに見ていた姿が現れた


「えっ、ぼ、ぼくのこと、ご存…っえ、ぁ、こ、こんてりー!テリーちゃんでございます!きみぃ、こんな時間に何してるんだい?」


『いや取り繕ってもさっきお菓子落としてましたよね???』


「ぅぐ……な、なんらよ、みのがせ……」


配信で自分は小さいと自称していたが……確かに小さい

149は嘘ではなかったか、お菓子を抱えている手も小さいしパーカーがぶかっとしていて下手すると中が見えそうで危険だ


『……ほんとにちっさいんすね』


「んなっ、?!ぼ、僕は確かに小さいが!!小さいだけじゃない!!!」


ぐっと背伸びをし頬をふくらませている

視界に飛び込んできたのはその身長からは思えない揺れるもの

心なしか少し突起が出ている気が……



『あの、テリーさん……?』


「?なぁに?」


本人も気づいてないのかキョトンと首を傾げる


『上の下着とかって……つけてます、?』


「?……〜〜〜ッ!!!!?!!///」


気がついたのか顔を真っ赤にしてしゃがみこんでしまった

そういえば前に配信で

「めんどくさいと付けないこともあるんだよね〜」

みたいなこと言ってたな……

いや外出る時はつけろよ……


「ぁ、ゎ、わすれ、て……//」


そっとこちらを見る瞳は今にも零れそうな大粒の涙を震えさせている


『これ、どうぞ』


「へ、」


『上に1枚はおるだけでもかわるでしょ?だから、どうぞ』


来ていた上着を涙目でしゃがんでいる彼女の肩へ掛けてやる

彼女は驚いた顔でぽかんとしていたかと思うと顔が再び真っ赤に染まり涙は引っ込んでいた


「ぁああ、あり、がとぅ……あの、なまえ、なに、//」


『リスナーにその顔はダメですよ、……〇〇です』


「〇〇くん……ふへ、ん、おぼえたよ!……また今度、上着返しに来るね?」


耳と頬が赤いままにぱっと笑うの姿は配信の時のようで、画面越しと全く違う距離感に頭がグラッときてしまう


『……家まで、送りましょうか?ほら、こんな時間だし、危ないだろうし…』


あぁ俺は何を言ってるんだ

活動者に家バレするようなことを言って、

これじゃあ送り狼になりかねn 「い、いいの、?迷惑じゃない…、?」


『え?……あっ、いや、迷惑じゃないですよ!』


待ってくれいいのか?リスナーだぞ?家バレしていいのか?!据え膳は全力で頂く派だぞ俺は!


「ありがとう、あの、お会計してくる……きみのも買ってあげるよ」


『え、あ、ども…』


レジを済ませお店を出るとむわ、と微妙な暑さの熱気が体を包む

彼女も同じなのかパーカーの首元をパタパタとはためかせ、白い肌と鎖骨、ギリギリ突起は見えないが服の中が見えてしまっていた


『あの……、』


「…//」


止めようと声をかけると顔を逸らされる、だが耳が赤くなっておりわざとであることが分かった


これは……ソウイウ意味、として捉えていいよな?


『……家はどっちですか?』


白く小さな手を優しく握るとびくりと彼女の体が震えた

だが振り払う素振りは一切なく、むしろ、誘うようにゆっくりと指を絡めてきた


「…あっち、家に着いたら、暑いし……お茶とアイスでも出してあげるよ……」


家に招く理由を無理やりつけるように


『……ありがとうございます、いただきますね』


「うん…//」


彼女に案内をされながら家へ向かった



(本番シーンを書くか悩むなぁ…)

テリーちゃんと夢小説(短編集)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

46

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚