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イギリス)そう、ですか。
調教を打ち切って欲しい、ですか…。どうしてまた。と私は不思議に頭を悩ませた。
父親)あのとんでもない金持ち、ロマノフ家からのお達しだ。お前はともかく俺なんてすぐに消されてしまう。早くそいつを引き渡せ。
イギリス)…仕方ないですね、こればかりは。
不承不承ながらも奴の部屋に行く。
首根っこを掴んで揺さぶるとすぐに目を覚ました。
オスマン)……ぁ、おはようございますっ…
とても怯えた様子だった。上出来。
イギリス)調教先が変わった。今からロマノフ家の元へ向かう。早く来い。
奴は黙ったままコクリと頷いた。拒否は許さない。
車に乗せ、20分ほど行った先に廃工場があった。そこで降ろせと言われ、命令形に苛立ちながらも乱暴に降ろす。
ロシア帝国)…感謝する。こいつが欲しかったんでな。
イギリス)…ふん、貴様が呼びさえしなければ私が調教を完了できたんですけどね。
私としたことが、苛立ちを隠しきれずに乱暴な物言いをしてしまいました。
まあ、どんな地獄を見るか楽しみだ。数日おきに写真を送信されるのが見せつけられている気がして少々癪だが。
まあ、これであの面倒臭い父親と関わらないで済むと考えれば、プラスかもしれない。