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僕は今、教室の中で友人と話している最中であった。
目の前にいるのは中学からの付き合いとなる親友の一人、西片亮太である。
顔立ちはやや幼さが残るものの端正に整っており、運動神経抜群で勉強の方もそれなりに出来る文武両道タイプといった感じだろうか。
ちなみに身長は180センチ近くあり、かなり長身と言える部類に入ると思われる。
そんな彼の手には一通の手紙があり、それを見た瞬間に僕は全てを察した。
「……なんてことを言ったところで世の中上手くいくはずもないんだけどね」
放課後になり、指定された場所へ足を運んだ僕は深い溜息を吐いた。
なんせ呼び出した当人であるはずの人物が来ていないからだ。
しかも待ち合わせの時間になっても姿を現さないときている。
さすがにここまでくると何かあったのではないかと不安になってしまう。
とはいえこのまま帰ってしまうのも気が引けるので、とりあえず近くの壁に寄りかかってスマホを取り出した。