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コメント
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読み終わりました。えっと……「なるほど、そう繋がるのか」と、ちょっと唸ってしまいました。 お化け屋敷で軽く触れただけのキスが、単なるイベントで終わらなかったんですね。佐久間くんの元気がなかった理由が「寝てる間に幽霊に開発されていたから」っていう裏設定、作品の構造としてすごく好きです。あの女幽霊も、復讐を終えて「残ったのは色欲だけ」っていうバックボーンが透けて見えるから、ただのエロ要因じゃなくて、ちゃんと物語に奥行きが出てる。 それと、照が「佐久間の身体で佐久間の声で」って線を絶対に越えないようにしてるのが、この作品の誠実さだと思います。最後の甘々な空気、いい締め方でした。
💛視点
✱.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.✱
「出口近くにいたでしょ?血塗れのウエディングドレスの女性が」
佐久間がおかしな事を言い出して幕を閉じたお化け屋敷でタイムアタック
あれから少しばかり佐久間の様子がおかしい
楽屋でも騒がしい佐久間が日を追う毎に静かに、元気がなくなっているように思う
時々、みんなに隠れるようにして溜め息を吐いて遠い目をする
その横顔がドキッとするぐらい色っぽくて、おかしな気分になって思い出す
軽く触れただけの唇の感触を
大丈夫か聞いても平気と力なく笑うだけ
いつも「頼りにしてるよ」なんて無邪気に笑うくせに、頼ってこないのが不満だった
そんな折り、佐久間から
「相談があるんだけど、家来れない?」
そんなメッセージが届いて、俺はやっと頼ってくれる気になったか、なんて呑気に向かったんだ
それが――――
「んッ…あ、ん…あっ…あ、ぁ…」
部屋に響く嬌声
ぐちゅぐちゅと卑猥な音も混じる
ギシギシと軋むベッド
下半身からダイレクトに伝わる快感を素直に受け止めたくない俺
なんでこうなったか
正直、受け止めきれなかった
佐久間の部屋に招かれて、なんでか寝室に案内されて
この時にはまだ気付いてなかった
俺をここに招いたのは佐久間であって佐久間じゃなかったこと
気付いたのはトンッとベッドに押され、俺の上に佐久間が跨がってきてから
佐久間の姿に被って、透明な、まるでプロジェクターに写し出された映像のように、そこに女がいた
血をかぶったようなベールとドレス
顔立ちは綺麗だ
佐久間も綺麗だけど、女はそれにプラスして艶っぽい
ニヤリと笑う顔に…
気が遠くなり、次に気付いた時には全裸でベッドの上に寝かされていた
ご丁寧にも両手を縛られ、ベッドにくくりつけられるという有り様で
霊的な何かの力が働いているのか、はたまた無意識のうちに与えられた刺激で反応したのかは分からない
分からないけど、意識が戻った時には既に自分の硬くなったアレが根元まで佐久間のナカに入っていたんだ
290
333
ダイレクトに感じる刺激に、これは現実なんだと感じた瞬間、頭に血が上った
なんて事をするんだと
佐久間は可愛い
ファンが喜ぶのを前提に、キスを迫るような素振りをしたり、抱き付いたりする事はあるけど、実は無茶苦茶ピュアな一面がある
先輩方との飲み会で下ネタの話題になれば顔を真っ赤にさせるし、13歳でこの世界に入りスキャンダルの怖さも身に沁みて知っているから交際経験も少なめだ
だから、こんなこと…
ましてや女みたいに扱われて良いはずがない
正直、ムカつく
ムカつくんだけど、腰を振りながら乱れる姿を見上げていると…腹立たしさの中に、妙な昂りがあるのも事実だった
佐久間に被って、確かに女の姿が透けて見えるけど実体は真っ裸の佐久間だ
汗ばんだ頬に貼り付いたピンクの髪
どこか虚ろで潤んだ大きな瞳
いつも笑ってるみたいな口角のあがった唇
ノイズキャンセリングみたいに女の姿を取り除いたら、そこにいるのは佐久間で、気持ち良さそうに上がる艶めいた声も佐久間だ
綺麗なモノを汚しているような感覚がする
はぁはぁと荒い息を漏らしながら
「ふぅん、あ…あは…たまんない」
女が言う
佐久間の声で
「貴方もいいでしょ?だって凄いもの」
ニタリと笑う
いやに挑発するような笑みだった
最悪な事に…
身体は素直に反応をみせる
ガチガチに硬いし
自分で動きたいのを必死に我慢してた
佐久間に取り憑いているこの女の思い通りになるのが嫌だったからだ
ふふふ、なんて微笑みながらも腰を振って乱れていく
佐久間の身体で
佐久間の声で
つーっと、佐久間の指が俺の胸骨前部をなぞる
「くッ」と思わず声が出た
擽ったいのか気持ち良いのか判断がつかないが、俺のアレは反応を示した
「貴方、この子の事、好きでしょう?」
身体を倒して
至近距離で顔を覗かれた
見透かしたような女の目
「満足させてくれないと…街中で適当に男ひっかけるわよ」
「あ?」
「あら、睨まないで。怖いわ。この子が大事なら、いい加減素直にならない?」
チュッと、わざと音を立てるように唇を吸われた
「縛られたまんまじゃ、うまく動けねぇよ」
外せと言わんばかりに左右の腕を軽く引っ張ってみせると
「それもそうね」
女はベッドに括られた手首へと腕を伸ばした
隙を見て、どうにか出来ないか
そう考えるも、見透かされたように脅迫される
「変な気を起こさないでね。貴方次第で、この子、破滅するから」
佐久間の顔に浮かぶ女の顔は醜悪だった
結局、縛れていた手首も解放されて、自由になっても佐久間自身を人質にとられているようなもので、どうしようもなかった
不本意だった
こんな形で佐久間を抱くこと
それでも
満足させなきゃ街中で適当に男を引っかける
その言葉が耳に残って仕方ない
佐久間が俺以外の誰か、適当に見繕われた男に抱かれるなんて
想像しただけで腸が煮えくり返りそうだ
『この子の事、好きでしょう?』
そうだよ
こんな事がなきゃ気付かなかった
気付こうともしなかった
だってそうだろ
10代からずっと一緒だった、仲間なんだから
女の言う“満足”の度合いが分からない
経験は勿論あるが、豊富かと言われると困る
ただ女は自分が動くだけでは満足出来なかったんだろう
佐久間に被って女の姿も見えるとは言え
「下手くそ」だの「物足りない」だの佐久間に言われたら、流石に心が折れそうだ
俺は、俺に跨がったまんまの佐久間の身体を押し倒した
「佐久間、ごめんな」
お前だって、こんな事嫌だよな
でも、必ず解放してやるから我慢してくれ
俺は観察するように腰を振った
佐久間に取り憑いたこの女がどこをどうすれば悦ぶのか探りながら
甘い声が漏れる度に、そこを執拗に丁寧に攻め立てて、腸壁がぎゅうぎゅうと俺の精液を搾り出すようにうごめく
俺の方も堪えきれなくなって
「…くっ…」
息を詰めて吐き出した
その瞬間に「あん」と甘い声を上げて、佐久間に被って見えていた女の姿が霧散した
「これよ…これが、欲しかったの…」
耳元で佐久間じゃない
女だけの声が響いて、静かになった
部屋に残ったのは、俺と佐久間の荒い息遣いだけ
暫く、射精に伴うダルさと余韻に浸っていたが、夢から覚めたように現実感が襲ってくる
見下ろせば、俺に組み敷かれて溺れたみたいに浅い呼吸を繰り返す佐久間の姿
顔は火照ったように赤く、ぼんやりとした目は虚ろだ
ハッとして、佐久間の頬に手を当ててこちらを向かせた
焦点があっていない気がして
「佐久間、佐久間」
何度となく呼びかけると、徐々に俺を捉えていくのが分かった
「…ひ…かる…」
震える唇から漏れ出た声
普段の佐久間からは想像もつかない程の弱々しい声で、それでも自分の名前を呼んでくれた事に安堵する
あの女は俺を“貴方”と呼んでいたから
漸く、ちゃんと佐久間に会えた
佐久間は呆然と俺を見つめていたが、暫くするとその目にみるみるうちに涙が溜まり始めて、俺は慌てて身を起こす
自分のモノを抜いた瞬間に「んんッ」と艶かしい声が聞こえて心臓が跳ねたが、必死に繕って、佐久間の身体を引き起こした
「ごめ…ひか…ごめ、ん…」
ぽろぽろと零れていく涙
こんな間近で佐久間の涙を見るのはいつ振りだろう
悔し涙とか
アニメや漫画に感情移入して、とか
そんな涙しかないから、謝りながら泣く姿に胸が痛む
「ばか」
引き寄せて抱き締める
ぽんぽんと汗ばんだ背中を叩いて
「大丈夫だよ、俺は」
佐久間が落ち着くまで、俺は言い続けた
涙は止まったかな
頃合いを見て、少しだけ距離を取る
ぴったりくっついていたら、どんな顔をしているのか見逃すから
嘘を吐かせないように、嘘を見抜けるように
「俺より、佐久間の方が負担あったろ?大丈夫か」
事後の疲労と、泣きすぎた事でどこかぼーっとしてる佐久間の顔を覗き込んで問いかける
「俺は…へ、いき…でも…」
あっ
また、泣きそう
「泣くなって」
汗で濡れた髪をくしゃくしゃにするみたいに頭を撫でた
「ほんと、ごめ、ん。俺、相手なんて…気持ち悪かったろ?なのに、巻き、込んで」
俺が泣くなって言ったから
必死に堪えて、途切れ途切れになる言葉
俺はもう一度、引き寄せた
面と向かって正直に話すのは、付き合いが長い分、逆にこっ恥ずかしいんだよ
「あのさ、その事なんだけど…全然、気持ち悪いとか思ってないから。てか、俺、こんな事になって佐久間が、その、恋愛的な意味で好きって気付かされたんだけど」
しどろもどろでカッコつかないけど、正直に言葉にしていったら
うん、やっぱり好きだって思った
「迷惑かも、しんねぇけど」
俺がそう付け足すと、がばって勢い良く佐久間が顔を上げた
まだ涙で潤んでるでっかい目が俺を捉えて離さない
「そんな事、ない。俺はッ、その…あ、の…」
佐久間もしどろもどろで、徐々に顔が赤く染まっていく
それを見てたら俺も照れくさくなって、咄嗟に顔を手で覆ったら、佐久間が小さく笑った
「俺も、照が好きだよ」
こっ恥ずかしくて
照れくさくて、落ち着かない
もういい年した大人が何やってんだろ
場数を踏んでそうな、あの幽霊女が見ていたら笑われそうだ
「なぁ、キスしていいか?満足させろって言われたけどさ、あの女とはしたくなかったんだ。実体は佐久間でも、違うから」
そう、嫌だった
された時も、違うって…実体は佐久間なのに思ったんだ
「ん」と小さく頷いて、佐久間がそっと目を閉じた
たまに冗談で見せるキス待ち顔
こんなに心臓がうるさく騒ぐぐらいインパクト、あったんだな
軽く触れたら、佐久間がすぐに目を開けて、照れたように笑った
「あのね、あのお化け屋敷ん中で触れちゃった時、俺、めっちゃドキドキした」
へへって笑う顔が可愛くて、そのままおなわりする
ちゅっちゅっちゅっと
じゃれるみたいなキスをして、笑いあう
俺は嫉妬深くて
メンバー大好きで誰にでも距離感の近い佐久間を困らせる事もあるだろう
それでもまぁ自由な佐久間が好きだから
その存在を愛おしいと思うから
佐久間に振り回される人生も、結構楽しいんじゃないかと思ったんだ
* * *
勘弁してよ
なぁに、あの甘々ちゃんは
人間なんて所詮は欲にまみれてんのよ
だから、私たちみたいな性に従順な者をつくりだすんだから
何度も何度も何度も
いいように扱われて、覚えさせられて、あげくその世界から逃げ出して漸く手に入れた幸せの中で私は殺された
私を利用したヤツは許さない
そんな思いでこの地にとどまって
復讐を終えたら、なぁ〜んにも残ってなかった
あったのは色欲だけ
天に昇る方法が分からないから
性(生)に触れたら、案外、消滅するかもとか思ったら弾かれただけだったわ
数日かけて後ろでイけるよう開発したのに、残念
どうせならお仲間全員としたかったんだけど
もう入り込めそうもないわね
本当、残念
✱.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.✱
ひーくんの誕生日に書いたやつのおまけ〜〜𐭜¬´ཫ`)¬
最後に見た幽霊さんに実は取り憑かれていたお話-w-w
さくちゃんに元気がなくて悩んでいたのは、寝てる間にエロい事になっていたから
↑幽霊さんが勝手に開発してた(笑)
次はこーじですな
頑張ります(*>ω<*)ゞ