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僕は、そると。今年18歳になった。たった今、18年間において最大の選択肢を 迫られている。
月日を振り返ること、18年前にいたる。
僕が、誕生した日。当時の両親は厳格な
家系だった。
テストの点数が悪ければ、叩かれ、脅される。
日常茶飯事すぎて慣れてしまってた。
父親からは、「お前はゴミだ」「クズだ」
「出来損ない」と言われていたからか、
自分でも そう思う。多分、洗脳されて
呪縛になって いるんだ。
自己肯定感がマイナスから
始まった僕は、穏やかに生きようと
努力してた。
ただ、穏やかに生きようとすればするほど、
孤独感が高まるばかりだった。
皆のように普通に恋をして普通に穏やかに
自然を感じて生活していたかっただけ。
それすらも許してはくれなかった。
酷い悲壮感と残酷な現実に打ちひしがれた
18歳の僕は、家全体が寝静まった夜に
荷物をまとめて家出をした。
夕暮れと月が重なる夜に僕は家を出た