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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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『寒いなあ』
「寒いねえ」
傘を差して千歳と散歩している。歩くと体のこりがマシなので、寒かろうが雨だろうがなるべく散歩するようにしているのだが、三寒四温の季節とは言え寒が強すぎるだろ。夜は雪だったらしいし。
千歳が雨空を見上げた。
『春、いつ来るんだろう』
「来週くらいにはまたあったかくなるらしいけど」
俺は天気予報アプリを見た記憶を元に答えた。
『土日はあったかくなるかなあ』
「んー、日曜なら今日ほどは寒くないみたい、土日に何かあるの?」
千歳は片手を広げた。
『外でパーッと遊びたい! せっかく怖いやつがいなくなったんだから!』
「あ、そっか」
え、土日指定ってことは俺とパーッと遊びたいってことかな。
千歳は俺の袖を引いた。
『なあ、またどっか遊びに行こう』
あっ、やっぱり俺を誘ってくれてるんだ、嬉しい!
「いいね、どんな遊びしたい?」
『うーん、あんま決まってないけど、楽しく出歩いて、腹減ったらうまいもの食いたい』
「そっか」
わりとふわふわだな。
千歳が聞き返してきた。
『逆にお前、行きたいところあるか?』
「えっ俺?」
うーん、千歳と出歩けるならどこでも楽しいけど……そうだな、個人的な好みとしては、博物館、動物園、水族館あたりが好きだ。前に小さい子の霊の心残りを晴らすのに博物館行ったけど、あんな感じのところを子守の心配なしに見て回れたら……いや、でも千歳は美味しいものを食べたいんだ、となると食べ物充実してるのは動物園か水族館かな?
「えっと、動物園か水族館で、ご飯系が充実してるところに行きたいな」
『おっ、いいな』
帰ってから調べてみると、この近くでは、動物園のズーラシアと水族館の八景島シーパラダイスがご飯系統充実してるみたいだった。どちらにすべきか迷ったけど、ズーラシアにサーティワンアイスクリームがあり、前に千歳にサーティーワンを奢った時気に入っていたようだったので、ズーラシアに決めた。
千歳にその辺を話すと『いいな!』と喜んでくれた。
『アフリカのサバンナメニュー食ってみたい!』
ズーラシアには、アフリカ料理が食べられるテラスがあるのだ。
「ブランド豚肉が食べられるレストランもあるよ」
『そっちも食う!』
「おごらせていただきます」
『えっ、いいのか!?』
「俺のお金で買うからお供えになって、それで千歳は強いんじゃん」
『へへへ、じゃあごちそうになる』
千歳は笑った。
そう、俺達はもう遊び歩いていい身分なのである。たまには千歳と遊びに行きたいし、もし時間が取れたらまた旅行にも行きたいな。
コメント
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第668話、読んだよ〜!寒い中でも散歩続ける二人の空気感がすごく自然で、ほっこりした。千歳が「外でパーッと遊びたい!」って袖引くところ、可愛すぎるだろ。俺がおごるって言った時の「へへへ」って笑いもグッとくる。ズーラシアのアイスとアフリカ料理、実際に食べてる絵が浮かぶわ。こういう何気ない日常の幸せが沁みる回、大好きです🔥