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だんだんと暑い季節になってくる。
と言っていたのは数日前のはずなのに、
もはや暑いという一言で表せないぐらい燃え上がっている太陽を横目に自室のベッドで寝返りをする。
時計は午前10時と教えてくれる。
「あぁ、夏バテかぁ…」
自身の体調が優れないことに気づき、なんとなく夏バテかなぁと思う。
そして、情けないほど弱々しい独り言をもらしながら、睡眠欲に抗っていく。
格好いい風にいったが、頭痛で寝付けないだけだ。
mm「いえもんさーん?」
「うわっっ!?!?」
いつの間にか、同居人であり、この村の村長でもあるめめさんが俺の部屋にいた。
邪魔だったのか髪を高い位置で1つにまとめている姿に、いつもきれいだが、今日はもっときれいだと感じる。
…てかなんでいるんこの人。
「まじ、びびったぁ。いたんですかめめさん。」
mm「気づかなかったんですか笑笑」
嘲笑ってくるめめさんにムッとしたため、話題を変える。
「それより、なぜここに??」
mm「すんごい顔色ですよ。」
質問には答えてくれないんかーい。
「多分夏バテです。」
mm「あらら、いえもんさん今日ご飯係なのに、」
「心配より先に出てくる言葉、それですか、」
mm「大丈夫ですか?」
「遅いですよ笑笑」
体調が悪いことを忘れて、いつもの漫才のような会話をする。
てか、めめさんと二人で話したのは久しぶりな気がする。
mm「まあ、よくなるまでは休んどいて下さい。」
mm「ご飯はー、、」
mm「お寿司でも行ってきます。」
「ずるいですよ。」
mm「じゃあ、休んどいて下さいね~」
めめさんはそのまま部屋から出た。
…看病はしてくれないのか、笑