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俺は今魔女の瑞映に家へ案内されている途中だ。俺はふと思った。
輝真「なぁ瑞映」
瑞映「何?」
輝真「瑞映ってさ家族…いるのか?」
瑞映「…かぞく?」
瑞映は困ったように悲しそうに笑ってそのまま黙っていた。やはり聞いたらダメだったのだろうか…。そう思い落ち込んでいると、
瑞映「…輝真はなんで家出を?」
と瑞映が聞いてきた。俺は言うか迷ったが…
輝真「…俺さ母さんに急に引越しするって言われて…それが嫌で…母さんが俺のために一生懸命働いてくれてるってわかってたんだ…でも…」
でも…?俺はそこで息が詰まった。俺は何がしたいんだ?母さんを困らせたいのか…?
そう思っていると、
瑞映「…私ね」
瑞映はそうゆうと話を続けた。
瑞映「私、昔は人間だったのよ?いつも家族と一緒に遊んだり話したりして、ずーっとそうして過ごしてきた。でもある日…その日常はなくなってしまった。」
輝真「…え?どうして…?」
瑞映「…まだそれは言えないかな〜また今度ね」
瑞映「…日常が無くなった私にとって輝真は羨ましかったの。」
輝真「…そうか。だから、俺を助けようとしてくれたのか?」
瑞映「ふふ、えぇまぁそんなところね」
輝真「…」
どんな言葉をかけたらいいのか分からなかった。考えていると瑞映が
瑞映「あっ着いた!」
輝真「え?」
瑞映「私の家!」
そこには古びた家があった。家の壁にツタがはっており、家の壁は石でできている。屋根は瓦。
俺が驚いていると、瑞映は
瑞映「びっくりしてるの?この家私が住むより前からあるの!すごいでしょ?」
輝真「そっそうなんだ…」
瑞映は…何歳なのだろう…気になったが言わないことにした…。
それから俺たちは家の中に入った。中は意外と広く、3人くらいなら住める広さだった。ものも散らかっておらず、ただ…謎の液体やものがあり、少し不気味だった。
瑞映「輝真ー!」
と俺を呼ぶ声がして瑞映の方へ行くと、そこに階段があった。
輝真「…階段?」
瑞映「そうそう。ここから上がって2階に部屋があるの。案内するわね。」
輝真「あっあぁわかった」
俺たちは2階に上がった。するとそこに2人の子供がいた。
輝真「…君たちは?」
??「?お客さん?」
??「わあ!久しぶりのお客さんだね!」
瑞映「あ、そういえば言ってなかった…この子達は…」
瑞映によるとこの子達の名前は左に髪飾りをつけた男の子が“火夜(かや)”で、右に髪飾りをつけた女の子が“水朝(みさ)”らしい。そして、この2人は双子で瑞映の家族…だそうだ。
3人はとても仲が良さそうに見えた…それと同時に寂しさを覚えた。俺はまだあの輪に入れていない。それはそうだ今日来たばかりだから。
輝真「…」
火夜「…ねぇ、お兄さん」
俺が黙っていると火夜が話しかけてきた。
輝真「…火夜?どうした?」
火夜「お兄さんの名前何?」
輝真「名前…あぁ、そういえば言ってなかったな…俺は輝真だ。よろしくな?」
火夜「…うんよろしく」
そういうと火夜は水朝の方へ走っていった。
瑞映「輝真?どうかした?」
輝真「あぁなんでもないよ?そっちこそ」
瑞映「いまからご飯を作るの。ちょうどいい時間でしょう?」
そう言われてみればもう外は暗い時間だ。どうりでお腹が空くはずだ。そう考えているともっとお腹が空いてきた。
輝真「…なぁ俺も手伝っていいか?」
瑞映「えぇ、じゃあお願い出来る?」
そういうと俺たちはキッチンへと向かい料理を作り始めた_
変な終わり方でごめんなさい…(´;ω;`)(Byリア主)