この作品はいかがでしたか?
483
この作品はいかがでしたか?
483
小説
米国の顔は……絶望に落ちたような……自分の無力さに気づいたような……色んな感情が織り交ざっていたような……そんな表情をしていた。
そして、俺は米国にある資源目当てに本国へ侵攻した……侵攻を続ける内に、我が国にはなかった資源が豊富にあった。そして、米国より北部にあるカナダへも行った。
そこでは、広大な自然が広がっていた。まさかその中からも、見た事のない資源で溢れかえっていたなんぞ思わなかった。
そして、俺はカナダと米国の西側の支配に成功した。だけど……侵攻を進めて行くうちに……あの方と再会した┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
第二次世界大戦で勝利を果たせた我々は、それぞれの役目につき、支配や占領を進んでいっている。フィンランドは、大っ嫌いだったソ連を領地とし、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリなどの三国は私と協力を得ながら東の欧州(勢力が弱い所など)を狙い、領地とした。
イタリア王国はどうしているかって?……
それはな、アフリカの各地で独裁国家を成立させながらも支配を着々と進めているらしい。なぜ「らしい」という言葉を使っているのか……それは、イタリア王国は戦争に勝ってから、我々から姿をくらました……
だから、今何処で何をしているのかは枢軸国の我々には全く分からない……
私は、アメリカにある世界で有数の資源を手に入れ、それを新たな兵器として利用し全世界を支配する為に東側から侵攻しに行った。
東側は、アメリカの首都があるのもあり少々厄介だったが、勝利した。そこから西へ西へ進めていくと……日帝と再開した……
そこからの私たちは……数十年に渡り「間接的」な戦いを繰り広げた……これは所謂「冷戦」というものなのだろうか……私たちには分からなかった。
そして、冷戦の緊張が和らいできた時……アメリカの領土についてどうするのか話し合った結果……
西側を日帝の領地に、東側をナチスの領地にとひとつの大陸……ひとつの大国を小さな国二人が分割した……まるで、ケーキを分ける時のような感じで……それぞれ半分にした。
ナチス側(東側)は「大ナチス帝国」。
日帝側(西側)は「日本太平洋連合国」。
そして、両国からの侵攻を受けていないアメリカ中央(緩衝地帯)を中立地帯とした。その地帯は、唯一独立が認められていたが両国との影響を受けている「傀儡国家」となっていた。
これらの国名は「高い城の男」から参照させてもらっている。
続く……
コメント
10件
日独冷戦...と聞いて身構えましたが......良かった!仲間割れしていないんですね
_(:3」z)_私もう○んじゃう(嬉しすぎて)