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教室に戻り、6限目が始まった。
ブニョン、ブニョン、と柔い音が聞こえてくる
「あーもう!ブニョンブニョンうるさいよ!殺せんせー!小テスト中でしょ!」
「こ、これは失礼!」
「よぉ、業ぁ。あのバケモン怒らせてどーなっても知らねーぞ?」
「まだお家に籠ってた方がいいんじゃなーい」
寺坂と村松くんが業を煽っていると、業が口を開いた
「殺されかけたら怒るのは当たり前じゃん、寺坂。しくじってチビっちゃった誰かと違ってさ」
「なっ、チビってねーよ!!てめ、喧嘩売ってんのか!」
「こらそこ!テスト中に大きな音立てない!!」
『いや、殺せんせー人の事言えないから笑』
「ごめんごめん、殺せんせー。俺もう終わったからさ、ジェラート食って静かにしてるわ」
「ダメですよ。授業中にそんなもの。全くどこで買って…?!そ、それは昨日先生がイタリア行って買って来たやつ!」
「「(お前のかよ!!)」」
「あ、ごめーん。職員室で冷やしてあったからさ」
「ごめんじゃ済みません!溶けないように苦労して寒い成層圏を飛んできたのに!」
「へ〜、。で、どうすんの?殴る?」
「殴りません!残りを先生が舐めるだけです!」
そんなことを言いながらこちらへ向かってくる殺せんせー。するとバチュッと音がしたと思うと殺せんせーの触手が溶けていた
「あっは、まーた引っかかった。何度でもこうゆう手使うよ。授業の邪魔とか関係ないし。それが嫌なら、俺でも俺の親でも殺せばいい。でもその瞬間からもう誰もあんたを先生とは見てくれない。ただの人殺しのモンスターさ」
────「3年からE組行きだって」
────『え、なんで、』
────「3-Aの先輩に怪我負わせたらしーよ」
────『そんな、。』
そんなことを思い出していると
「じゃね先生。明日も遊ぼうね〜」
そう言って業は帰って行った。