『メリーさんの電話②』
真理子「間違い電話が多いのかしら?」
美和子「お母さんやお父さんへの電話かも?」
真理子「さぁ。」
プルルルルプルルルル
美和子「また来た。」
ガチャッ
???『もしもし私、メ___さん。今、3丁目の集会所の前にいるの。』
真理子「集会所の前?」
美和子「え?」
真理子「駅のホーム、タバコ屋さん、集会所。段々家に近づいてきてる。」
美和子【ガタガタ】「どうしよう。もしかして…。」
プルルルルプルルルル
真理子&美和子「キャァ!」
ガチャッ(勝手に受話器が外れる。)
???『もしもし、私、メリーさん。今、貴方の家の前にいるの。』
ガチャッ
真理子&美和子「キャァアアアア!」
母「ちょっと。どうしたの。あんなにさけんで。」
真理子「はぁ。お母さんか。なぁんだ。」
美和子「びっくりしたぁ。」
母「さぁ、寝ちゃいなさい。」
真理子&美和子「うん!」
プルルルルプルルルル
母「あら。お父さんかしら。」
ガチャッ
???「もしもし。私、メリーさん。」
???「今、まりちゃんとみわちゃんの後ろにいるの。」
3人【振り返る】
メリー【ニタァ】
3人「キャァアアアアアアアアアア!」
メリーさんは、捨てられたお人形です。
【本当の話】
少女が引っ越しの為、メリーという外国製の人形を捨てていきます。
その夜、少女に、「あたしメリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの。」
という電話が。
少女が恐ろしくなり、すぐ電話を切っても、またすぐかかってきます。
「あたしメリーさん。今、タバコ屋の角にいるの」
そして、ついに、「あたしメリーさん。今、あなたのいえの前にいるの。」と。
怖くなった少女は、思い切って玄関を開けますが、そこには誰もいません。
少女はほっと、胸をなでおろしますが、すぐに電話がかかってきました。
「あたしメリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」
その後どうなったかは、普通は余韻を残して終わりますが、
後ろを向いたら殺される、刃物で切られ、怪我をしたり、死んだり。
などです。
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