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snowman
※学生パロ
…
涼太❤️「……は?」
翔太💙「!?…みん、な?」
そこには滅多刺しにされた拍弍…の他にこれでもかと血を流す皆の姿があった。
涼太❤️「っ!」 ダダダッ!!
「照くん目覚まして!辰哉くんも!!お願い…っ!いなくならないって言ったじゃん……!」
「涼!!お願い…みんなを助けて…!(涙目」
涼❤️『…了解…でも、分かってるよね?』
涼太❤️「…自力で戻って来る……!」
涼❤️『…ん、変わるよ……』
涼太から涼に入れ替わった。涼はすぐに照と辰哉の回復を行う。
涼❤️『…こいつら傷が深いな……このままだとまずい…っ!』
『おい、しょー……った……』
涼はこの声を止めた。涼の目の先には目を開き、動くことのできない翔太の姿があったから。
涼❤️『…くそっ!!』
フイッ!!
皆の身体が浮き、涼に引き寄せられる。
涼❤️『この量を一気に回復させるのか…』
『ためらってる場合じゃねぇ…!!』
翔太💙 なんで?なんで皆がこんな目に遭わなちゃならないの?
なんで俺から奪っていくの?
なんで俺が唯一入れる場所を奪うの?
ねぇなんで?なんでなんでなんでっっ!!!
「っ!なんでだよっ!!」
「お願いだから…奪わないで……?俺の“家族”も“恋人”も……奪わないでょ……(涙目」
涼❤️『……しょーた…』
俺は何も声がかけられない。だって…またしょーたから涼太を奪う事になるかもしれないから…
俺達が入れ替われるのにも限度というものが存在する。それは定まっていない……が、俺達は感覚で分かる。それが今日…来てしまった。
前に涼太に忠告した事がある。涼と入れ変われば、自我が完全に“涼”のものになってしまうかもしれない。
そうなれば“涼太”と言う存在はいなかったことになる……と。
それでも涼太はそれを承諾した。それも“自力で戻って来る”という言葉を残して……
涼❤️『…よし……』
涼は亮平、蓮、ラウールの回復を済ませた。3人が1番軽傷だったから。
涼❤️『…っ照達の傷口が塞がらない…どうしよ……』
涼は翔太を見あげる。だが、そこには生気のない翔太の姿。頼ることを戸惑う。
でもそんな事は言ってられない!!
涼❤️『っ!翔太!!』
翔太💙「ビクッ!」
涼❤️『泣いてる時間で皆は死ぬんだよ!!泣く暇あるなら回復手伝え!!治癒の妖力あんだろ!!』
翔太💙「…!ハァ…ハァ…!」
涼❤️『っ!居場所がなくなっていいの!?涼太と一生一緒にいなくていいの!?』
『お前ってそんな奴だったか!??』
翔太💙「っ!」
「…やだっ……!皆と、一緒にいたいよ…(涙目」
涼❤️『じゃあ手伝って?皆まだ生きてるんだよ?』
翔太💙「…!………ぅんっ」 ダダッ!
翔太は涼の言葉を信じた。
また皆で過ごすために、
今できる事を俺は何だってすると…心に誓って。
コメント
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続き待ってます!!