周りが一気に静かになる。
「え…?って…」
「使い捨ての駒だったから。」
使い捨ての駒…?ってどういうことだろうか…
…だがこんな状況だからだろうか、頭が回らない。
頭がぼんやりして─────なんだか気持ち悪くも感じる。
「簡単な話よ。」
「彼はゲームマスター失格だった。…つまり私は黒幕ってことね。」
「黒幕って何!?」
「お、お姉ちゃん、落ち着いて…!」
「何持ってるんですか…物騒ですね…」
ツユさんはいつの間にか手にピストルを持っていた。
「ちょwww何かのドッキリ番組だろwww」
「私は本気ですよ?」
そう言ってツユさんはピストルを構えた。
バンッ!!
発砲音が聞こえたと同時に、私は目を閉じた。
バリィィィン!!
その何かが割れる音が聞こえた後、恐る恐る目を開けると、天井にあったシャンデリアが割れていた。
…どうやら天井に発砲したようだ。
「あ、あはは…ぼ、僕は信じませんよ…」
「まだ信じないのですか…?本当のデスゲームということを。」
「信じたくもないです!!こんなに美人なのに頭終わってるとか…」
「…そうですか…なら、特別ゲーム…」
「ロシアンルーレットをしましょう。」
続く