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ついに来てしまった。流れるようにエリックに着いていったけど……ミスちゃった??()
「何してるの?ここは僕の家だよ!おいで!」
手を繋ぎエリックは家の中に私を入れようと引っ張った。エリックの家は周りに街がある訳でもなく、辺りは自然がひろがっていて街がある気配はしない。
「周りが気になるの?でも夕方だから危ないから明日ね。」
目線に気づいたエリックが問いかけてきた。どうやら、私は辺りを見すぎてしまったらしい。
「うん、ありがとう。もう大丈夫。」
にこっと答え、それにエリックが笑顔で返す。
「夜は魔物が活発になるから早く寝て明日、外出よう!」
「うん!」
エリックについて行くとそこにはエリックの父……いやおじいさんか?らしき者が椅子に座って私を見ている。それはそうだ。突然、見知らぬ女の子がいたら困惑するだろう。
「エリックそちらの女の子は誰なのかい?」
エリックが慌てて、そうだったと言いながら私を自己紹介する。
「えっと、この子はさっき会って連れてきた子だよ!名前はナミ!」
「…初めて」
私は緊張して言葉がでなくて挨拶だけして軽くお辞儀をした。
「あはは、そんなに硬くなくていいんだよ。ナミと言ったな。泊まって行くといい。」
エリックがこちらを見てきて嬉しそうにする。
「やったー!!!!おじいちゃん、ナミねとっても強いんだよ!」
私が泊まる許可を貰えて嬉しかったのか、今日の話をしている。明日は何をしようか悩むな…あれこれ考えているうちに、おじいさんとエリックの会話が進む。
「…なんじゃと?!中級魔物を1人で??」
あぁ、中級魔物…忘れていたエリックにこの世界の事を後で聞かなくちゃ。話を聞く限り子供では中級魔物を倒せないのかな??
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※通常、一般人は倒せません※
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でもとても弱かったし……。
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※もう一度言いますが一般人じゃ倒せません※
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「…ね!ナミ!ナミは強いもんね!」
「え?!そ、そんな事ないよ!」
急に話しかけられてビックリした…何も聞いてなかったけど、まぁ大丈夫か。
「エリック、ナミそろそろ寝なさい。子供は寝る時間だ。」
「え、私は……」
そうだった…!!私は今は大人じゃない。あっぶな。子供とは不便だな……
「どうかしたか?何も無いならもう寝なさい。」
私達は返事をしてエリックと一緒のベットで寝ることになった。
更新♡10