🐶「あ、〇〇!」
次の日の休み時間、
□□と歩いてたら後ろから声をかけられた。
声だけでわかった、ミンギュだ。
昨日の会話が蘇る。
“ 私、ミンギュのこと好き。”
” 協力して。”
もう、これまでと同じように
ミンギュと関わっては居られない。
距離を置かなければ。
〇「どしたの」
🐶「今日の放課後あいてる?」
〇「なんで?」
🐶「一緒に帰りたいなーって」
まずい。
ふと□□の方を横目で見てみたら、
少し不満そうな顔をしていた。
これを断らなければ。
□「あの、」
🐶「ん?」
返事に困ってたら、
□□が口を開いた。
□「私も一緒に帰っていい?」
🐶「全然いいよㅋ」
そーきたか
〇「あ、ごめん」
🐶「ん? 」
〇「私放課後用事あったんだ」
🐶「え、そうなの?じゃあ..」
〇「2人で帰りな、家も方面同じだから」
□「え、まじで?」
〇「うん」
🐶「わかった、仕方ないね」
また今度一緒に帰ろうねーって
言いながら戻って行ったミンギュ。
一方、2人で帰ることになった□□は、
□「ほんとありがと〇〇ー!!」
すごく気分が良さそうだ。
あぁ、それで2人の距離が縮まるんだ。
□□も可愛いしな、 ミンギュが□□のこと
好きになっちゃうかもしれない。
もしそうなったらどうしよ、、
□「楽しみぃ~♡」
ミンギュのことが好きな□□は、
もう私がミンギュのこと
好きじゃないって確定してるし、
なんなら私は協力してる。
こんな立場だったら、
私は全力でミンギュに アタックしてるし、
□□だってこのチャンスを逃さないだろう。
〇「はぁ、」
___
〇「楽しんで」
□「ありがと、後でお返しする、!」
〇「奢りな?ㅋ」
□「まかせろ!ㅋㅋ」
□□を見送った後、
1人で自分の席に向かう。
後悔してない、って言ったら嘘になる。
けど、これでよかったのかもしれない。
大事な友達の□□を失うのも嫌だし。
きっとミンギュは私のことを
幼なじみだとしか思ってないだろうから、
これは諦めるチャンスだ。
そう思ってた。
なのに、…
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