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らぴすの手からスマホが落ちる。
ガタッ
部屋の中に大きな音が響いた。
心音 「らぴす!」
ロゼ 「大丈夫か!?」
らぴす 「……。」
顔色は真っ青。
体も小さく震えていた。
メルト 「らぴす、座わって」
らいと 「無理しないでいいけん。」
みかさ 「ゆっくり深呼吸。」
心音はスマホを拾い、画面を見る。
すでに通話は切れていた。
心音 「誰からだった?」
らぴすは俯いたまま答えられない。
心音 「言えないか?」
らぴす 「……うん。」
心音 「分かった。」
心音はそれ以上聞かなかった。
ただ、らぴすの隣に座り、優しく背中をさする。
夜。
らぴすは少し熱が下がり、リビングへ降りてきた。
兄たちは温かいスープを用意して待っていた。
ロゼ 「食べられそうか?」
らぴす 「少しなら……。」
メルト 「よかった、」
らいと 「無理すんなよ。」
らぴすはゆっくりスープを口に運ぶ。
すると。
心音 「らぴす。」
らぴす 「……なに?」
心音 「今日の電話。」
らぴすの手が止まる。
心音 「無理に全部話さなくていい。」
ロゼ 「でも、俺たちは知りたい。」
みかさ 「らぴすを守るために。」
メルト 「怖いことは半分こでしょ」
らぴすは五人の顔を見つめた。
みんな本気で心配している。
隠しても、もう一人で抱え込むだけ。
らぴす 「……。」
らぴす 「電話の人は。」
深呼吸をする。
らぴす 「昔、お世話になった病院の先生。」
全員 「先生?」
らぴす 「俺が小さい頃、何回も入院してた病院で……。」
ロゼ 「そうだったんだ。」
らぴす 「でも急に電話が来たから、びっくりして……。」
心音 「悪い知らせだったの?」
らぴすは首を横に振る。
らぴす 「違う。」
少しだけ安心した空気が流れる。
らぴす 「定期検査を受けに来てほしいって。」
らいと 「検査か。」
みかさ 「それならちゃんと行こう。」
メルト 「もちろん俺たちも行く、」
らぴす 「えっ?」
心音 「一人では行かせない。」
ロゼ 「付き添う。」
らいと 「全員で。」
らぴす 「そんなに?」
メルト 「当たり前、」
らぴすは困ったように笑う。
らぴす 「やっぱり過保護……。」
心音 「今さらだ。」
全員が笑い、部屋の空気が少し明るくなった。
翌日。
六人は病院へ向かう準備をしていた。
らぴすは少し緊張した表情を浮かべている。
心音 「大丈夫。」
らぴす 「……うん。」
ロゼ 「俺たちがいるよ。」
らいと 「安心しろ。」
みかさ 「何があっても一緒だ。」
メルト 「検査が終わったら、帰りにらぴすの好きなもの食べよう、」
らぴす 「ふふっ。」
少し笑顔になったらぴす。
しかし兄たちはまだ知らなかった。
この病院で聞くことになる話が、六人の毎日を大きく変えることになるとは
──。
――続く。
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コメント
5件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
うわぁぁぁこの家族の絆泣ける😭💕 らぴすが震えてスマホ落とすシーンからもう胸がギュッてなった…! 心音ちゃんが「無理に全部話さなくていい」って背中さするの、優しすぎませんかね…? そして「怖いことは半分こ」って、そんなこと言われたら絶対泣いちゃうよ…! 最後の「六人の毎日を大きく変える」ってところで続くの、気になりすぎて今夜眠れないマジで!! 早く続き読みたい…!らぴすの検査、どうか大丈夫でありますように🙏✨