この街で出会った者たちの、大事なボスへの想いを紡ぐ。
※捏造、誤字脱字(注意はしたはず)、読みづらいかも
配信者様のキャラクター名をお借りしています!ご本人様とは一切関係ありません!
その手はいつもあたたかい
操縦桿を握り続けた、硬い手。
「敵討ちに来たの?へえ。」
俺の手とも、兄の手とも違う。
「ようこそ!868へ!よろしくー。」
触れる機会はほとんどなかったけど、それでも。
「ギャングを潰したかった。でも、出来なかった。」
大きな手のひらは、強くて、優しくて、
「ありがとね、でも、決めたことだから。」
揺るがなかったなあ。
「いつ、決めたんだろ。」
次また会えたら、いい報告が出来るように。頑張らないと。
お父さんみたいなひと
「お父さんに任せなさい!」
ああ、どうして。
「前の町に帰ろうと思ってる。」
どうして、
「見届けないとなって、868に入れた以上はね。」
どうして、
「…ずるい。」
どうして貴方はそんなにも、
「…お父さんみたいな人だった。」
優しいのか。
「…わかる。」
願わくば、貴方のその背を、いつまでも。
堕ちる
アンタはあの人に似ている。
「サンマ定食、頼んでみる?」
でかい背中も、優しい声も、重たい圧も。
「俺は堕とす気でいるよ、お前のこと。」
冬の雪の中解散した家族とはまた違う。
「初めまして、868のボス、レダーヨージローです。」
違うあたたかさがここにあったよ。
「…ヨーちゃん。ありがとう。」
さようなら。俺たちの、ボス。
きっとこれが
マスター、レダーヨージロー。
「おはよう、ケイン。気分はどう?」
私の、主。
「好きに生きろ。」
店長。
「ケイン任した!あんなだし、他のボスは。」
私は、貴方の騎士になれていたでしょうか。
「ずっと一緒に居られると、思っていました。」
私の主、私の王、私の、店長。
「じゃあ、元気で!」
そういう風に思うのは、きっと、これが。
夏に攫われたあなた
夏は、色んなものを攫っていくから、キライだ。
「…トピオ。」
あなたの残していったものが大きすぎて、
「ありがとね。」
夏に攫われたあなたを、忘れられないでいる。
「…先生。オレ、まだ一緒に居たかったです。」
どうか、あなたの行く先が、光に満ちていますように。
「また、いつか会えたら。」
オレはそうして、夏を呪う。
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