テラーノベル
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何時もとタイトルが違うので何ごつ⁉️⁉️
と思いましたかね皆様(😄)
簡単に言ってしまえば題名の通りです、何時も短編ばかり書いているので自分が出来る限り長い話を書こうとしたけど全く長くならなかった長編モドキ
センシティブにしてますが®️要素無いです
内容が内容なので一応ネ
⚠暗めな話、お互いがお互いに激重感情抱いている世界線
⚠閲覧は全て自己責任でよろしくお願いします
⚠全部が幻覚
utとモブ女の絡み、微グロ、屑、倫理観の欠如、共依存etc…
特別長編モドキ 介護組
⬇
救済
読み きゅうさい
意味 不幸で苦しんでいる人を救い、助けること
(上記文章はGoogle辞書の一部から拝借してきた物)
運が悪かったとでも言うべきだろうか。
「ぁ、あ…っ、ぼく、じゃなっ、ちが…っ!」
空が真黒に染まった頃、ある人気の無い脇道で男は狼狽えていた。ガクガクと震える膝を押し込んで、ついには尻餅を付いてしまい、そのまま壁まで這いつくばって逃げる。
「ぼくのせいじゃな、だって、偶々、そう偶々や、そう!!」
路地裏に女を連れ込み一発抜こうかと口を近付けた時、隣にあった工事中のビルから鉄骨が落下してきて思わず女を手で押し退けた。
女は前世で終身刑でも食らっていたのかもしれない。
不幸な事に彼女に導かれる様に曲線を描いた鉄骨はそのまま頭目掛け落下した。首が二つにおり曲がり、助けてと言おうとしたのか舌は口からだらしなくはみ出ている。
可哀想に、男は自らが殺してしまったと思い込んで過呼吸を起こしているようだった。
強ち間違いでは無いのかもしれないが。
「もっ、やだ…ぼくじゃなっ、ひゅッ、ぁ、あ”っ」
鼻水と涙で視界が歪む、脳内では不快な金属音が永遠と鳴り響いていて、心臓は痛い程に主張していた。
オマケにどうだ、見つかってしまったら捕まるのはきっと僕しか居ないだろう。
今の時代警察は優秀だ、地面に染み込んだ唾液やら、彼女に触れた時に付着した指紋やら。
現場には犯人探しに役立つ手掛かりが山程溢れている。
「ひっ、ゃ、もっ、だれか、だれっ、かぁ”」
ゴミ箱の隣、一人身体を最大限小さくしながら嗚咽と過呼吸を抑えようと必死に耐えているものの、股の間は既に生暖かく湿っていた。
そんな彼に更に追い打ちをかけるよう、何と路地裏の奥からじゃりじゃりと地面を人が踏み締める音が耳に届く。
「ぇ、ぁ、なんで、なんでや、もっ、ほんま、ゃだぁ…」
弱音を吐きながらも、最低限言い訳をしようと立ち上がり深呼吸を二回程したのち、音の主が来るのを待ち構えた。
「………へ……なんで、なんでぐるちゃんなん…?」
もしかすると、前世が終身刑だったのは彼なのかもしれない。
真逆の人物の登場に思わずへたりとその場にしゃがみ込んでしまう。もういい、この際どうなってもいい、最後に、最後にこれだけはグルちゃんに伝えなきゃ、きっとこれは神様がくれた
「鬱、助けてやろうか」
「は?」
本日二度目の情けない声に対して彼の顔は至極真面目な儘で、寧ろ若干口角が上がっている様に見えた。
「はぁ、馬鹿にも分かるように言うゾ」
この状況で何も変わらない彼は、しゃがみこみ僕と目線を合わせ簡単に解決策を話してくれた。
「つまりなんだ、俺に任せれば全て無かったことに出来る訳だが、まぁ、お前の意見を尊重するゾ」
何時も勝手に判断する彼は、こう言う時に限って相手の意見を尊重する。
「する、するから……たすけてや、ぐるちゃん」
泥と鼻水と唾液と、その他諸々で汚れた手を下を向き彼の顔を成る可く視界に入れないようにしながら、目の前にある黒いズボンの裾を掴んで答えた。
「分かった、今日は俺の家来いよ」
掴んでいた裾を離せば、くっきりと僕が掴んだ跡が汚れとなって付着していた。
そんな事があったのが数年前。
未だ、僕とグルちゃんが出会って五年未満の時だった。
その後本当に何事もなく、今僕はこうしてのんびりと生活出来ている。偶に、あの時の女が出てくるけど
でも、そんな悪夢を見た後は決まってグルちゃんが甘やかしてくれるから寧ろご褒美の合図みたくなっていて、早くあの女が出て来おへんかな何て最近は思ってたり。
「やっぱ神様みたいやなぁ…」
あの後から結局ずっとグルちゃんの家に住まわせて貰ってるし、元々少なかった荷物は全部此方に移したから、事実だけ言えばグルちゃんと同棲してる…って事に…
そんな現実かも怪しい妄想だと思っていた事実に、何時まで経っても慣れやしない。
気高くて、人を惹きつける癖して全く人に心を開かない彼が、僕にだけは心を許してくれてるみたいで優越感で頭が可笑しくなりそうだった。
「…グルちゃんごめんね」
でもさ、グルちゃんが悪いんだよ?
皆といる時も僕なんかの隣に態々来たり、僕が美味しいって言った料理や店は覚えてくれてたり。
こんなことをされて勘違いしない訳無いだろう、寧ろしない奴が居たら教えて欲しい。
あのグルちゃんが、神様みたいな皆を引っ張るリーダーが
大勢の人間がいる中態々僕なんかを選んでくれて
僕なんかに構ってくれて、気を許してくれて
「ごめんねぇ、ぐるちゃん」
今日も今日とて彼の居ない間を狙い彼の寝具に身体を埋めた。
神様みたいなグルちゃんの人間らしいところが沢山ある場所、未だ出ていったばかりだからか微かな温もりが残る掛け布団を頭から被る。
大好きなグルちゃんに包まれているこの時間が、僕は最高に大好きなんや。
あれからグルちゃんの匂いに安心してそのまま眠ってしまったみたいだけど、運がいいことに彼が帰ってくる前には起きれたようだった。
ぐるりと部屋を見渡し、何も変わっている所が無いか確認する。
「………なんやあれ」
部屋にある一つのクローゼット、なんて事ない、ただのクローゼット。
でも隙間から何かが見えて、それが特段引っかかる。
扉の目の前まで近付いて、隙間から目を凝らす。
真黒で殆ど見えないが微かな部屋の光を頼りに懸命に隙間から中を除く。
「……あれ…なんで…?」
微かに見えた黒いズボン。
綺麗にビニールで保管されていて、右脚の部分と思われる場所に、僕が掴んだ汚れ
ガチャ
玄関の鍵が開く音
その音に合わせてたたんでいた洗濯物を放棄して、玄関に駆け寄る。
「おかえりグルちゃん」
今日もとびっきりの笑顔で僕が出来る限りの事を
「おう、ただいま大先生」
「荷物持つで」
「あ~…大丈夫だ、ありがとな」
僕のなんかに気遣って自分で持ってくなんて。
挙句の果てにお礼の言葉と共に頭を撫でてくれる。
何処までも優しい僕の神様。
グルちゃんの手が離れても、未だに触れられていた場所は暖かく、じんわりと熱を持った儘だった。
「なぁなぁグルちゃん」
迷った末、結局聞くことにした今日のあれ。
何気無い風を装い、声が上擦らんように抑えながら。
「あん時の事未だ覚えとる?」
「覚えてない訳無いだろ」
即答。
ここまでは予想通り、何時もの答え。
「じゃあさ、何でグルちゃんは僕のこと助けてくれたの?」
抑えようとしたのに声は上擦り若干の震えと共に、身体が思い出すような動きで膝が揺れる。
「あ”ー……特に、理由はないんやけど」
彼らしくない、視線を右往左往させて僕と目を合わせてくれなくて
カリカリと自分の爪で皮膚を削る音がする
なんでや、ねぇ
神様なら僕の言うて欲しいことぐらい分かるやろ
「でもほら、お前あのままだったら大変な事になってただろ?」
「………っ、そうやね、うん、そう、やな…んははっ」
慈悲…? 慈悲の気持ちだけ?
それ以外は、ないの
僕のことすきじゃないの?
可哀想だったから?
おれがこんなにもぐちゃぐちゃで、汚らしくて
見ていられなかったから?
「急にどうした?」
「ん~ん、特に何もあらへんよ、大丈夫、ありがとう」
先程まで座っていた場所に座り直し、テレビを見ながらまた洗濯物をたたみ始める。
夜に流れているバラエティ番組の音が酷く煩くて、笑い声が耳の奥で薄く歪む。
洗濯物をたたむ手は動いているのに、視界の中で動く腕がまるで別人の腕のような感覚になる。頭の中にはずっとあの黒いズボンの存在。
クローゼットの中にあった、あの保管袋越しに見えた”汚れ”
___あんなの、捨てればよかったのに
「……なぁ、大先生」
不意に名前を呼ばれて、肩がびくりと跳ねた。
「どしたん?」
「お前あれや、最近よう悪夢見るやろ」
指先が一瞬止まる。
なんで知ってん
「……俺最近言うてへんけど…グルちゃんに」
「寝言」
短くそう言って、グルちゃんは此方を見ずにテレビを見詰めながら続けた。
「魘されてる時、何時も同じこと言ってんだよお前」
喉がひくりと、上下に動いた。
「”僕のせいじゃない”って」
洗濯物が一枚手から落ちる。
拾おうとした僕の手より先に、グルちゃんの足がそれを踏む。
「…なぁ”、大先生」
低い声。
先刻までの、僕の事を気にかけてくれるような声じゃない。
「なぁ、俺がこんだけしとんのに未だ不安なん?」
違う
そうじゃあらへん
不安やない
ちがう
「……ぐるちゃん」
顔を上げたら、真顔のままな彼が此方を見下ろしている。
帰ってきて初めて視線が合った。
「あっ、のさ、クローゼットの、ズボン…」
一瞬だけ空気が凍った。
洗濯物を踏んでいた足の指先が、想定外だとでも言うように丸まった。
「……あぁ」
ため息みたいな声で、彼はしゃがみ込み僕と視線を合わせる。
「見たん?」
否定せえへんのや
胸の奥がじわじわ熱を持って、脳内では警報が鳴り響いていた。
「なんっ、でさ…のこしてたん…?」
縋るような声、しゃがみ込んだ彼の服を軽く摘んで。
お願いだから言い訳してや
問うたあと、グルちゃんは立ち上がってズボンをクローゼットから取り出してきた。
「正直に言えば、捨てられへんかった」
後ろを向いたまま喋られる、顔は見えなかった。
「これはな」
ぐるり、とこちらを振り返って
あの時みたいによく分からない笑顔で君は言った
「俺が“お前を助けた証拠”や」
「……あ”」
全部が、繋がった気がした
慈悲やない
偶然じゃない
「なぁ鬱」
「俺はお前が壊れそうだったからこそ拾ったんや」
あの神様は
僕の事を救ったのではなく、拾ったらしい
「今更逃げれると思うなよ」
気付いた時にはもう僕は地面に座り込んでいて、覗き込むみたいにグルちゃんが顔を近付けてきた。
でも、あの時とは違って恐怖やない
「やっぱりぐるちゃんは、ぼくの神様だよ」
神様はどうやら気に入ってくれたみたいで
ゆっくり口角を上げて笑ってた。
救済
読み きゅうさい
意味 不幸で苦しんでいる人を救い、助けること
時にそれは鎖となり
時にそれは二人永遠に繋ぐ呪いとなると
そう俺は解釈している
終
あ”ー書き終わったんじゃー‼️‼️‼️
初めてこんなに長いの書いたんじゃ‼️‼️‼️‼️‼️
®️無くてごめんねぇ…あとこれ二日で書いたからどっか変だったり誤字あったらごめんねぇ…
これは本当に俺自身のチャレンジと、性癖を詰めた物だからさ……
人によっては拒否反応出ると思うけど好きって言ってくれる方が居たら嬉しいな…👉🏻👈🏻
ほな、また6で会おうな
好評だったら似たような何かまた書くかもしれん…
じゃ、閲覧ありがとうございました👋✨
コメント
2件
いや待って、めっちゃよかったんだけど!? 依存だと思ってたら実は共依存なのも大好きだし、utの切羽詰まった感じとかほんとに大好き🫶🫶🫶🫶 この関係性の湿度ほんと癖すぎるし、読後の余韻えぐい。 しあわせ🙏