テラーノベル
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お昼。相も変わらず照疾さんは私の部屋にいる
「ご飯僕が作ろうか?」
「え?作れるの?」
「まーね✨️」
正直私は細々とした作業は嫌いだ
料理も同じで、苦手だった
「じゃあ、作ってくれる、?」
「もちろんっ!」
「オムライスできたよ〜!」
「美味しそう✨️」
「一緒に食べよ!」
優しいのかも、しれない
突然現れた不審者にはかわりないけれど、私を元気づけてくれたのは事実だ。
「じゃぁ、いただきます……!」
ぱくっ。
「ん!おいひぃ……!✨️」
「よかった笑」
人が作ってくれたご飯。
私のために、誰かが作ってくれたご飯。
それだけで泣きそうになってしまった
「それにしても、マジシャンだけど料理も上手なんだね もしかして元料理人?」
「あっはは笑 違うよー! マジシャンは、人を笑顔にするのが仕事だからね 料理も、人を笑顔にできるんだよ」
確かに、自分で自分の顔は見れないけど、多分私は誰も見たことがないような笑顔で食べているんだろうな
「夜は本当のマジック見せてくれるの?、」
夜のマジックも、人を笑顔にする料理なのだろうか
「違うよ? 夜はちゃんとしたマジックさ!なんてったって〝マジシャン〟だもん!」
「そっか笑」
あれ、私、今……
「笑ったね?輝兎ちゃん」
思えば、今日声を出して笑ったのは初めてかもしれない
いや、声を出して笑ったことなんていつぶりだろうか
これも〝マジシャンパワー〟なのかな
だとしたら、恐るべし
「ごちそうさまでした」
「ん、美味しかった?」
「とっても!」
「やっぱ笑顔が一番似合うよ」
「え?」
そんなこと、全然言われたことなかった
「あ、ありがとう……?/」
こそばゆい感じがした
これが照れる、という感情なのかな
コメント
1件
うわ、第2話めっちゃ良かった…!オムライス作ってくれる照疾さん、優しすぎるし、「笑顔が一番似合うよ」は反則だわ。輝兎ちゃんが久しぶりに声出して笑えたシーン、こっちまでじーんときたよ。料理で人を笑顔にできるって考え方、すごく素敵だね✨ 2人でご飯食べる風景が自然で、心があったかくなった!次、夜の本番マジックも楽しみにしてる🔥