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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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お久しぶりです!!!!!!!!!!!どうせ人気出ないだろと思って死んでおりました!!!!!!!!!

いいねありがとうございます!!!!!!!!!!!

とりあえず繋ぎで出しときます!!!!!!!!!

あとTwitterとpixivとオプでも活動(?)してるので見かけたらそいつです!!!!!

証拠欲しければ出しますのでよろしくお願いいたします!!!!!!(?)

付き合ってないよ!!!!1年前くらいの話だよ!!!最後力尽きたよ!!!下手だよ!!!!キャラ崩壊だよ!!!!!以上を踏まえて読んでね!!!!



僕の教師人生で唯一失敗したことがあるとしたら、


1人の生徒を1人の悪魔として愛してしまったことだ。



「ガルゥくん凄いじゃん、今回も魔歴満点!」


「そりゃあ大好きなダリの教科だからな!」


テストの採点が終わり魔開の師団室に行くと恥じらいもなく大好きと言う返答が帰ってくる。


この子は本当に好きなのかその場のノリなのか軽率に好きとか言ってくるから困る。


こっちは本当に愛しているのに心を乱してくるから


でもしかしそこは大人だ、顔には出さないようにしている、はず、


僕の心を乱すその原因は悪びれもせずふんぞり返っている。


「でも他の教科あんまり良くないみたいだけど?」


「うっ、そこ言い出したらキリがないだろ!?」


ちょっとむっとして弱点をついてやった


キリがあるとかそういう話じゃないと思うんだけど、…


さっきまでの威勢はどこへやら、ちょっとしょんぼりしている


うーんそういえば初めてガルゥくんが魔歴で満点を取ったときご褒美をあげたっけ、目標があると伸びるタイプなのかな。


「うーんそうだなぁ、全教科平均で90点以上取れたら1個お願い聞いてあげる」


「え!?まじ!?約束だからな!」


ガタッと立ち上がって目をきらきらさせている


思ったより効果てきめんだったようだ、





ダリと約束をした!


平均90点以上取ったら1個お願いを聞いてくれる


思いつく願いなんて一つだけだ。


付き合って欲しい。


ダリの善意をこんなことに使うなんてちょっと嫌だけどこんなに大好きなのに応えてくれないダリが悪い!


入学して間も無い頃、いや、きっと入学する前からずっと大好きなのに、へらへらと交わしやがって!


そういうところも大好きなんだけど、


あの約束をして数分後ダリは去って行った。どうやら会議があるようだ


そして気づけば嬉しさを噛み締めて十数分。


こうしちゃいられない!


次のテストまで1ヶ月程しかない


きっと今回のテストも40点そこらが大半だろうから早く次のテストのために勉強しないと、


まだ最終下校時間には余裕があるけど早く帰って早速勉強しよ!




あれからダリにもろくに会わず魔術も開発せずに3週間。


今はちょうど5時間目の精神医学が終わって休み時間になるところ。


体はとうに限界を迎えていると思う。自前の栄養魔法を使ってどうにかしてきたけどもうそろそろ限界かもしれない。でもテストまであと一週間だしできる。大丈夫。


これが終わったらダリと付き合えると思ったら頑張れる。


愛の力ってすげぇってつくづく実感している。


解ける問題も増えてきてちょっと楽しくなってきたところだ


次ダリの授業で今日終わりだし、あとちょっと…


あー頭いてぇ、必死に重たい体を引き上げて立ち上がる


流石に今日は帰ったら寝よう。そうしよう。


今すぐ寝たいけど次ダリだから、


「あ、ガルゥくん!大丈夫?授業中から体調悪いみたいだったけど」


「大丈夫です。ありがとうございます」


ムルムル先生に話しかけられて、もうちょっとしっかり答えたかったけど声が出ない。


足元力入らなくなってきた。視界も揺れてる。


あ、これ、やばいやつだ。


視界がまわって体に衝撃がくる。


そんなに痛みは無い。倒れる直前でムルムル先生がフラクタルで衝撃を小さくしてくれた


「…ルゥく…だい…ぶ……!?」


あー呼びかけられてるけど声が出そうにないや、


どうかダリにはバレませんように…





テストまであと1週間、あの約束の日から3週間。


ガルゥくんは僕の思惑通り勉強に勤しんでいるのか師団にもたまに顔を見せるくらいでちょっと寂しい。


生徒にこんな感情を向けるなんておかしいって分かってる


でもあわよくば付き合いたいしキスしてどんな反応するか見てみたいしナカはどんな心地なのか知りたい。


って、思ってもなぁ、ガルゥくんは生徒だからそんなこと出来ないからな…


あー次の授業ガルゥくんのクラスか


ここ1週間くらい授業無かったから久しぶり。


前の授業どこまでやったっけな


そうこうしてるうちに生徒が数名教室に入ってきた。


いつもはガルゥくんが一番のりで来るのに他の生徒が先に来るなんて珍しい。


そういえば何か廊下がザワついている。また入間くんがとんでもないことでもしたのか


1人の生徒が焦ったように近づいてくる


「ダリ先生!ガルゥくんが倒れて…!!」


「!?、教えてくれてありがとう、次の時間自習って伝えて置いてくれるかな?」


「分かりました!」


ガルゥくんが倒れた!?、最近顔見れてなかったし体調分からなかったから、


いやそうじゃないガルゥくんのことを気にかけなかったのが悪い。教師として限界を分かっていなかったのが悪いんだ。


同様しながらも足早に教室を出る。


確か前の授業は精神医学だったから精神医学の教室まで行けば何処かで会うはずだ。


ッチ、人多くて邪魔だな


もっと早く1秒でも早く着きたいのにどうもこの生徒数の多いバビルスでは早く歩けないし飛んでも行けない


もうそろそろ見えてきてもいい頃だが一向に見えない。


教室内で倒れたのか?


…居ない。既に教室内は次のクラスの生徒で埋められていてガルゥくんらしき悪魔はどこにも見えない。


すれ違った?体調治ったのか?授業に戻る?そもそもデマだった可能性も


「ダリ先生?どうしたんですか?こんなところで」


不意に後ろから声をかけられた。この声は精神医学の教師、ツムル先生だ


「次授業ありましたよね?」


正直一分一秒が惜しいので話しなどしたくないが


「あーガルゥくんならさっき倒れてたった今俺が医務室まで運んできましたよ。」


渋々口を開けて声を発そうと思ったところでそう伝えられた。


「そうなんですか?ありがとうございます。生徒が僕のとこに報告に来たのでてっきり廊下の何処かで倒れているのかと、」


軽く礼を告げその場をあとにする。


向かう場所は僕の教室ではない。当たり前のように足は医務室の方へ向かっていく。


授業ももうすぐ始まる時間になっていてさっきよりかは歩きやすい。


いつもはすぐ着く道が珍しい時間帯に通るものだからかいつもより長く感じられる。


コンコンとドアを叩き


「失礼します、」


と言って返事も待たずに入っていく


「あれ、ダリ先生どうしたんですか?授業は…」


「大丈夫ですちょっと生徒の様子を見に」


これ以上は何も言わせないという雰囲気を出しながら奥へと進んでいくとガルゥくんが寝息をたてていた。


良かった……!生きてる、


当たり前のことに妙にほっとして体の力が抜けていく。


本当に、良かった…


こんな1人の悪魔にここまで心を乱されるとは思わなかった。


全く幸せそうな顔してすやすやと…


どれだけ心配したことか、


授業、戻らないとな…


あと60分あるし。





んぅ……なんだこの手にある手みたいな感触…?


今、何時、?まだ寝てたい…


っっ!?!?ダリ!?!?なんでダリが!!!!


っ思わず手振りほどいちゃった。出来ることならもっと触れていたかった。


ここ学校、…の、医務室?


ダリが床に座って顔だけベットに乗せて寝ている。


教師としてあるまじき姿なんじゃねぇか…?これ…


俺は寝る前までダリの授業受けて…いや受けてない?


記憶が無い、だいたい精神医学受けたあとから


しかもダリも寝てるしどうなってんだよ!


だいたい結局今何時…


「ん、…ガルゥくん?」


「なっ!ダリ!なんだよここ!!なんで俺ら寝てんだよ!」


体を起こしてダリを揺さぶる


「……あー!!ガルゥくん起きてるー!!!」


ビクッと唐突の大声に体が跳ねる


「ちょ、ダリここ医務室!なんでこんな寝てんだよ!」


本当はさっきの手の温もりを忘れるように叫び散らかしたいがやっぱりここ、医務室だし…


「もう誰もいないよ、僕が寝る前にはみんな帰ってた」


いつものニコニコとした顔に戻ってそう告げられる。


一体いつから寝てたんだよ俺は


そもそもよく考えたら男とはいえ生徒との距離感どうなってるんだ


冷静になってきたら顔めっちゃ熱いし心臓ばくばくしてる


「ガルゥくん倒れたんだよ~体調大丈夫そう?」


ベットがギシッって鳴って顔が近づいてきて思わず目を瞑ると額に手の感触があった


ちょっと冷たくてしっかりとした感触、


ダリに触れられてる嬉しさと緊張でどうにかなりそうだ


さらに顔が熱くなる。ここで目を開けたら至近距離にダリの顔がある。


目を開けたいけど開けれない、キャパオーバーする


「熱 は、無さそうだけど顔赤いね、」


「…っ!ダリがそんなに近づくからっ……!!」


手の感触が離れ恐る恐る目を開けるとダリの顔はもうそこにはなかった


それどころか顔を手で半分ほど隠している


「え、とガルゥくんところで体調は…?」


「ちょっとまだ体だるいけど全然大丈夫」


ダリが頭抱えて、飽きられちゃったのか?


「もー本当に心配したんだからね!もうこんな無理したら駄目だよ!」


「いろいろ、心配とか迷惑かけてごめん」


「僕に言っても仕方ないでしょ~、ほら、早く帰ろ立てる?」


差し出された手をとってベットから降りる


こういうことをさらっとやってのけるからダリはモテるんだろうな、


医務室から出るとすっかり遅い時間らしく必要最低限の照明しかついてなくてちょっと暗い


沈黙が流れてちょっと気まずい。なんか話してくれよ


「ねぇダリってさ、生徒に告白されたことある、?」


「え~何それ、そりゃあるよ?もちろん断ったけどね~」


冗談めいた声で答えられる


いいな、今までダリと付き合ってきた女たち。


いいよなぁすぐダリにくっつける女子たち。


俺の方がダリのこともっと1番知ってるはずなのに


教師と生徒で、男同士でどんなに思ってもこの思いは絶対届かないんだ。


やばい目熱くなってきた。


こうやって並んで歩けてるだけでも嬉しいはずなのに、


泣いたら、面倒臭いやつだって思われる


「ガルゥくんもう遅いし家まで送っていこうと思うんだけど」


あ、…もう校門まで来てたんだ…


「いらない!ひとりで帰れる!馬鹿にすんな!」


涙がもうすぐそこまで来ていて思わず叫ぶ


突き放してしまった、ダリの好意を


「そう?じゃあ気をつけて帰ってね。また明日~」


「また明日…」


そう言って翼を拡げて飛んで行く


ダリの声悲しそうだった。


俺が悲しませたんだ。


俺が1番ダリのこと好きなのにダリを幸せにすることはできない


俺が子供だから、生徒だから、


我慢してた雫が零れてきて頬を濡らす


この3週間全然ダリに会えなくって悲しかった寂しかった。ダリと付き合うためと思って頑張っていたけどそれはやっぱり俺のエゴでダリは幸せになれなくて、何も意味など、なかったのかもしれない


俺がもっと可愛い女子だったら上手く甘えられたのかな、




ガルゥくんを見送った。


最後の方怒っているような感じだったけど、告白されたことがあるって言ったのが間違いだったのかな…


本当は教師になってからはちゃんと告白されたことなんてない。


いっつもガルゥくんが大好きって言ってくるからそれのことのつもりで言っただけ、


やっぱりちょっと分かりにく過ぎたよな…


すぐ言い直すつもりがガルゥくん思った以上にしょんぼりしてて泣きそうになっててそれが可愛くって可愛くって、!


もうほんと、教師失格だよな僕


あーガルゥくん送っていきたかったのになぁ


大丈夫かな、倒れてないかな


飛行中に落ちたら結構な大怪我だよね


いくら寝たとは言ってもまだ全快した訳じゃないんだし


明日、ちゃんと来るといいな




次の日、ガルゥくんは来なかった。


その次の日からは普通に学校に来てたけどどこか避けられてるような気がした


そして今日は全てのテストを返す日で、


「ダリ!」


既に目の赤い彼は僕の元に職員室にやってきた




「平均90点以上取れなかった」


既に涙が枯れるまで泣いてきたはずなのにダリを目の前にすると更に涙が溢れそうになる


「あんなに勉強っ…したのにっ…」


89点だった。それを言ったら情けをもらおうとしてるみたいで、でも頑張ったねって褒めてもらいたい


「ガルゥくん1ヶ月、お疲れ様、よく頑張ったね、もうあんな無理しちゃダメだよ」


グッと強い力で抱きしめられる。


なんでっダリがそんな悲しそうなんだよ…


ダリに言われたことが嬉しかったのか悔しかったのか定かでは無いが涙が止まらなかった





俺はあれからも諦めずに平均90点以上を取ろうとしたけど全然取れずに、なんなら成績は下がることもあったが1年ほど頑張ってようやく取れた。


この1年、勉強に取り組むことを言い訳にダリから逃げてきた


もうあんな約束忘れてるかもしれないのに


無駄に頑張って何してるんだろうな


「ガルゥくん、平均90点以上おめでとう」


「!?なんで知ってっっ…!?」


師団室で1人で物思いにふけっているとその男は入ってきた


「だって僕教師だよ?そんくらい把握済みだよ、で?お願いごと決めた?」


「そんなことまだ覚えてたのかよ」


久しぶりで距離感が分からなくってつい悪態をついてしまう。お願いなんて昔から一個しかない


「えーガルゥくんあの約束してからすっごい勉強頑張ってたじゃん?それともお願い権要らないの?」


てっきり俺なんかに興味無いと思ってた。


単なる1人の生徒で、大勢の中の1人で


「じゃあ、」


これ以上期待させないで欲しい


もしかしたらこの願いが叶ってしまうんじゃないかって


「二度と、俺に構わないで」


だから、直前で願いを変えた。


「え?」


ここまで来て引かれたらキモがられたらと思うと気が気じゃなかった。


あの日から何も変わってない


勝手に突き放して、


上手く息できなくて視界ぐるぐるしてまともにダリの顔が見えない。


「流石にそれは見合わないから代わりに僕の願いも1個聞いて」


「へ…?」


何も言わせないよと言うように口を抑えられ体重をかけられてバランスを崩しあっという間に馬乗りにされる


「ガルゥくんが1人の生徒として、1人の男として1人の悪魔として、大好きです。だから僕と付き合って」


っ!?!?ぶわっと耳まで熱くなる


「拒否権はさっきのお願いをないことにしたらあるけどどうする?」


声が出ない。ずっと口をパクパクすることしか出来ない


数十秒たってようやく声が出た


「なかったことにする」


こんな馬乗り状態かっこわりぃからせめてもの抵抗として胸ぐらを掴む


「俺と付き合え!ダリ!全部、全部あげるっから…」


嗚咽が混ざって上手く声が出ない


それを誤魔化すように胸ぐらを引っ張って唇に食いつく


「ん〜それも釣り合わないなぁ、無事に卒業出来たら、叶えてあげる」


「なんでっ…」


「だってガルゥくんのこと構わないなら付き合うって概念だけになるけど普通に付き合うのは行動も伴ってくるから駄目~だから、卒業するまで浮気しちゃ駄目だよハニー」


「誰がするかよっ!ダーリン」


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