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作戦は大成功!してるのかどうかはまだ一日目だから分からないけど、いつもよりは優しくすることができたかな?と楽屋の中で今までの出来事を思い返す。いつもより距離を縮めて話してみたり、ハグを多めにしたりしてみたけど、これが恋愛的な意味での『好き』を示すことができているかどうかが分からなくて今とても不安だ。デールにとって特に何も思うところが無いなら別に良いけど、、、って駄目じゃん!
まあでもここでもしもデールに気持ち悪く思われてたら?それこそ一番の大失敗だよ!
でも、たった一日で意識させようなんて気が早すぎるよね…。ゆっくりでいいんだよね。
この思いは他の誰にも相談するもんか!
「何を相談しないの?」
「え?クラリス?」
なんで?僕は喋っていなかったはず…。
「うふふ!全て声に出てたわよ♡」
「えっ!えっとぉーどこから聞いてたの?」
「そうねぇ…『デールにとって』って所からかしら!」
「ほぼ全部喋ってるじゃん!」
まさか喋ってしまっていたとは…それにクラリスに僕の考えが伝わってしまっていたとは!とんだミスだ!
「そんな焦らなくても話したりしないわよ♪」
「むしろ私は応援するわ!」
「え?ショックじゃないの?」
「誰かのために一途に頑張る姿は誰だって応援したくなるものよ。それに、相手が異性か同性かなんて気にする必要ないわよ。」
「クラリス…!」
「うふふ!出来る限り協力するわ!チップ!」
そんなに重く一人で抱え込まなくても良かったのかもしれない。苦しいと思っていた道に一筋の光が差したようだった。