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それからは昼飯に出前を頼んだり、サブスクで2人で映画を観たりしてまったり過ごした。
どことなく落ち着かない感じの翔太が可愛い。
あんなことがあったのに、距離感ゼロで隣に座って来るし、無防備に笑ってる。お互い子供じゃないし、好きです、付き合ってくださいもないだろうと俺は黙っていた。
💙「さっきの…どういう意味だよ」
観終わった映画のエンドロールが流れたところで、翔太がぽつりと言った。
🩷「さっきの?」
一瞬本当に意味がわからなくて聞き返す。
翔太はそこらへんにあったクッションを抱きしめている。顔の上半分しか見えなくて、大きな目が俺を見つめていた。
🩷「特別、ってやつ?」
翔太がこくり、と頷く。
🩷「好きって意味だけど?」
💙「……マジで?」
🩷「翔太、可愛いし、素直だし、優しいし。付き合いたいなって意味の好き、だよ」
💙「うわぁ………」
翔太の語彙力がなさすぎて、どっちの意味かわからない。とりあえず嫌そうな顔はしてない…けど。
🩷「わかっててここへ来たんだよな?」
💙「いや…。だってお前、強引だったし」
真横にいるから、ちゃんとは顔が見えない。覗き込もうとしたら、目を逸らされた。
🩷「俺の片想い?」
翔太は首を振る。
🩷「よかった♡」