テラーノベル
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24
#シグマ
思ったよりも見てくださってる方多くて嬉しい…
なんか、自分で書いてるけど、訳わかんなくなってくるので、文章おかしい所とかあっても無視してください。
それでは前回の続きです。
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そこで、コロコロ…っと、何か丸い物が落ちたようなものが落ちた音がした。そこで全員が音のした方へと振り向き、全員が眼を見開く。
そこにあったのは円柱状の掌サイズの鉄でできているのであろう光沢を持った物体…それが突然破裂するように鋭い閃光を放つ。
経験が多い者は、何処からか転がって来たそれがフラッシュバンだと認識し、腕で眼を塞ぐなどの動作をするが、まだ経験の浅い敦やフラッシュバンの転がっていた位置が丁度見えなかった谷崎などは理解が追い付かずフラッシュバンの閃光をモロに喰らってしまった。
「う”っ!!?」
一瞬で光は何事もなかったかのように消えるが、モロに喰らってしまった数名は目を押さえ混乱しながらも、何が起こったのかを周囲いた人物に問いかけながら返答が来るまで名前を繰り返し呼ぶ。
「く、国木田さん?、太宰さん…?い、いっ一体なにが…?」
「…敦君、少し静かにしてい給え…」
またまた珍しい緊張声に敦もまた緊張を覚える。唾を飲み込んで耳を澄まして何が起こったのかを探る。
さらりと開いた窓から入ってきた爽やかな風が全員に嫌な汗を感じさせる。
「やぁ、初めまして…かな?」
声がした方へ目を向けるとローブを羽織り、ローブに付いているフードを深く被った人物がいた。顔はフードで隠れてしまっていてよく見えない。
ピリピリと張り詰めた空気に少し明るいけれど、感情のこもっていない平坦な声が響く。その声に全員が更に緊張する。
「…あぁそうだね、初めましてだよ」
太宰がいつの間にか姿を現した相手を睨み付けながら相手の言葉に答える。
「そんなに気を張らなくても、とって喰ったりしないよ」
「お前は何者だ」
中原は、謎の人物の言葉を遮るように言葉を発っし先程よりも更に眼光を光らせ睨み付ける。
「何者、か…うーん難しい質問だね。強いて言うなら何者でもない…もっと言うならばもう何者にもなれない」
「意味が分からねぇな」
「分からないなら結構だよ。分かって貰うつもりも無いしね」そう言い終わると太宰が何処からか取り出した拳銃を謎の人物に向けて2、3発撃った。
だが、謎の人物は其れが分かっていたかのように身体を軽く捻り弾丸を避ける。
それから腕を組んで口を開く。
「おっと…危ないねぇ、話を聞こうとは思わないのかい?」
「残念だけど、君の話をこのまま聞くつもりはないよ」
「とっ捕まえてから話を聞いてやんよッ!!」
そう言って中原が近くにあった机を掴み軽々と持ち上げて謎の人物に投げつける。
「はぁ…しょうがないなぁ」
そう呟くとかなりの速度で迫ってくる机を難なく蹴り飛ばす。普通の人間では中原の異能によって超重力化された物体を蹴り飛ばすどころか、触れられさえしないのだ。
「なっ!?」
「…」
その場に居た全員が顔を顰め、警戒を更に深めながら臨戦体制を改めてとる。
「残念だけど、タイムオーバーだ」
そう言って開いていた窓に近づき背を向ける「またね」名残惜しさや悔しさを噛み締め平然を装うような声が、全員の耳に届いたであろう。 その声に全員が疑問を持ち、じっとその姿を見つめる。
謎の人物は、そのまま背中から落ちていった。ハッとした数名は窓から顔を出してその姿を探すが、もう既にそこには居なかった。
「…なんだったんだ」
国木田がそういうと、何かが目に入ったのか謎の人物が殴り飛ばした机に近づきハンカチを手に持って何かを拾い上げる。
「これは…社長!こんなものが、」
「また、手紙か…」
国木田が福沢に近づき、手紙を手渡す。
手紙は探偵社に届いた最初の手紙通り、黒い封筒だが、花が違った。
他の手紙の時とは違い、枯れかけ、花弁がパラパラと落ちているキンセンカのような花が描かれていた。
「…その手紙、開封する前に少し共有しておきたい事がある」
「…何だ?」
「まず、わかったやつも居るかもだけど彼奴の声、変声機を使って誤魔化してる。それと、多分両腕怪我してるんじゃないかな?両腕をあまり使おうとしてなかったし、腕を庇うように立ってたから」
「…確かに、つまり、乱歩さんは彼が手紙を書いた本人だと言いたいんですね」
「そう、なんだけど…素敵帽子君は気づいたんじゃないかな?」
「…嗚呼」
「なにかあったんですか?」
「…彼奴の身のこなしといい、背丈といい、今見た全てが太宰に似過ぎてる」
「動きは少しぎこちなかったけど、腕を庇おうとしてた結果だろうね」
中原の言葉に太宰が少し…いや、かなり顔を顰める。
「蛞蝓の癖になんでそんな私の事見てるのさ…キモチワルッ」
「あ”ぁ”ん??!!」
二人はいつものように喧嘩をしだす。そんな二人を呆れたように探偵社全員が眺める。だが、そんな二人を見て、すこし緊張したままだった空気が軽くなった。
「なんだが、気が抜けてしまいますね」
「停戦中とはいえ敵の幹部が此処にいるのにか…?」
国木田があり得ないものを見る目で敦を見つめる。国木田の表情に苦笑いを浮かべ乍らも敦は周囲を見渡す。
「まぁそんな事は置いておいて!さっさと手紙読んじゃってよ!社長!」
「…あぁ」
福沢は手紙の内容を読み上げる。
手紙の内容は以下の通りだ。
『悲しき孤高の花
赤き閃光を浴びし時、
自身の役割を悟るだろう』
「…ポエム、ですかね…?」
「…いや、恐らくだが暗号文だろう…ポエムでないことを祈りたいがな」
「乱歩さん、分かりますか?」
「…これ本当にポエムだよ!…なーんてね!今のは冗談で…さっきと紙の材質が違うね」
「え?…あっ本当だ!」
乱歩がポエムだと断言した事にたいし、一同動揺や引き気味な反応を見せるが、乱歩の冗談だった事に苦笑いになった。
乱歩の言った通り、先程の物よりさらさらとした肌触りで、ある程度上質な紙である事がわかった。
「でもなんで紙質が…ポートマフィアに送られてきたのもまた別なんですか?」
「…少なくとも、こっちの紙じゃねぇな」
新しく送られてきた手紙を見つめながら答える。
「…あぁ、そういえば」
「なんですか?」
「そういえば、花言葉ってあったよね…彼岸花は独立、諦め、別れの悲しみ…」
「シレネは裏切り、罠、未練、そして欺かれた人」
「キンセンカは確か…別れの悲しみ」
谷崎が記憶を探るようにして今ある手紙に描かれている花の花言葉を述べる。
「…でも花言葉に意味があるんでしょうか?」
「どうだろうね、探す事が必要な情報ばかりだ」
「…まぁ、俺は一旦本部に戻って首領に報告する」
「…嗚呼」
「あっその前に中也さん!」
「んだよ」
「ポートマフィアとは、協力出来ませんかね…」
「…規模次第だな」
それだけ言って探偵社員達に背を向けて扉を出ていく。
「…」
渋い顔をする国木田や福沢は、数度瞬きをすると再び再び手紙をみた。
すると、パリンっと甲高い音がなり、ガラスが割れたように空間が割れた。その異質な割れ目から、吐き出されるようにして、人が飛び出てきた。
「!?」
その場にいた全員が応戦体制をとる。割れ目から出てきた謎の人物は、意識がないようでグッタリと床に伏したまま動かない。
顔を覗いてみると、全員が固まった。
ーーーーーー何故なら、そこに伏している人物は、
「中、也さん…?」
中原中也だったからだ。
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ふぅ…書きたいところは書いたので、投稿頻度落ちると思います!
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