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霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
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引退時。くわしくは作品へ
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たずねびと
四
資料館を出た綾は、平和記念公園の一角にある「原爆供養塔」へと向かいました。
そこには、引き取り手のない数万の遺骨が納められています。
綾は、供養塔の前でそっと手を合わせました。
「綾さん、私、会いに来たよ。あなたの名前を、私は一生忘れないからね。」
風が吹き抜け、公園の木々がざわめきました。
綾は、自分の中に、あの「もう一人の綾」の生きた証が、しっかりと刻まれたことを感じていました。
四段落 終わり
コメント
1件
第75話、読ませてもらいました。 供養塔の前で「あなたの名前を、私は一生忘れないからね」って綾が語りかける場面が胸にきました。静かで、でもすごく重みのある祈りだなって。風が吹き抜ける描写も、その場の空気をちゃんと感じさせてくれて…自分の中にも、あの「もう一人の綾」の生きた証が確かに残ったんだなって思えました。 短いけど、すごく深く刻まれるエピソードでした。ありがとうございます。🌙