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・オリキャラあり

・ほぼキャラでてない


もし良ければ、どぞ!


――


不幸と幸福は半分ずつ、なんて誰が言ったんだっけか。


血液が混じった咳を2、3回吐き出しながら少女は漠然と思う。

目の前には記憶に居たかどうかも分からない叔父と名乗った男。私を嬲り、穢した男。

嗚呼、こんなことなら”あの時”にでも死んでしまいたかった。

そう後悔せずには居られず、無意識に下唇を強く噛む。


「ああ、ああ、…君を今、初めて愛すよ」


恍惚の表情で動かぬ少女の肌に触れる男。

それに不快さを覚えながらも、脳は死を受け入れるように記憶をフラッシュバックさせていた。


卑猥な笑みでいたぶり続けてくるクラスメイト、順位と結果だけを求め続ける親、挙句の果てには孫を犯す叔父。


もうほっといて欲しかった。

構って欲しいと誰が言った?愛して欲しいと誰が願った?私はただ──!

役目を終えた脳がぐらぐらと揺れ、血液が行き渡らない体が冷めていく。

孤独な少女は誰も愛すことなく、理解されることなく命を終えた───に思えた。


目の前の叔父の頭が弾け、肉塊となって血と共に飛び散る。

至近距離に居た少女の頬にも血が跳ねた。

焦点の定まっていない目で”ソレ”を見上げる。


「叔父と名乗り少女に近付き犯し殺す、こんな典型的なクズ男が居るとは!鬼ヤバですね〜!!……おやおや、この子は」


視界がぼやけて見えないが確かに居るのだ。人間ではない何かが。

“ソレ”は何か考える素振りをした後、愉快そうに頬を上げた。


「カーカッカ!!ねぇ貴女、オレちゃんと契約しません?」


突然胸の前に紙束が現れる。ニヤニヤと獲物を狙う捕食者の眼が少女を捉える。


「契約の内容は簡単。ただオレちゃんの撮影の手伝いをして欲しいだけです。その代わり、貴女が望んだものを1つだけ叶えてあげちゃいます!!」


悪くないでしょう?と顔を近づけ、独特の笑い声を上げた。

少女はごくりと唾を飲んだ。分かっていた。心では無く生物的な本能の奥底で。

契約書にサインした瞬間、もう後には戻れない。

だとしても少女は賭けて…望んでみたかったのだ。


「ぉ…し、かな…ぅな、ら…」


声に応じるように筆が無造作に動き出し、少女の名前を描いた。その瞬間───、突如少女の身体の部位が凄惨な音を奏で、あらぬ方向に曲がり始めた。


「ぁ…ぐ……!?」

「契約成立《ディール》!!」


許容範囲を超える痛みで、意識が消えそうな中最期に聴こえたのは楽しそうな悪魔の哄笑だった。



――


ここまで見てくれてありがとな!

好評だったら続けるつもりだから、いいね宜しく(*´ω`*)!!

悪魔専属メイド様!?

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最高すぎます!😭😭😭😭

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