始めの頃は辞めてと言えば辞めて貰えた。でももう歯止めが効かなくなって行った。学校でのいじめもエスカレートして行くばかり。私はそんな毎日に嫌気がさしていた。「死のうかな」と考えたことだって山ほどある。だけど死ぬのは怖くて、でもこんな毎日を過ごすのも嫌で。そんな時思いついたのが家出だ。私はありったけのお金と洋服をカバンに詰め、スマホを持って深夜2時家を出た。
家を出ればもう安心と思っていた矢先、甘くない現実を突き付けられた。とにかく寒い、寒すぎる。まぁ真冬の深夜に制服だけで出て来てしまったのだから寒くて当然だ。とりあえず持ってきた服を重ね着して公園のベンチにゴロンと横たわった。すると…
コメント
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すると?出会いの予感!楽しみにしてる!相変わらず書くの上手い!言葉の選び方とかも!