菊花賞。
「やっぱりグリューが勝つのかしら〜?」
「楽しそうだな、マルゼン」
「そりゃあそうよ!あんなに先輩に似ている子が後輩だなんて、近づきやすくていいじゃない」
「ちょっとよくわからない… ボソッ」
「グリューングラスゴールインっ!」
「ま、そうよね」
その帰り、メイテイオールの控室によることになった。ハナさんが、「これ渡して」と書類を渡してきたのでそれを渡しに行く予定だった。
ドアの前に立つと…
ガリガリガリガリガリガリガリガリ
「何をして…」
「テ…メイちゃん〜入るわよ〜」
ガチャ
メイテイオールは机とにらめっこしている。
「どうしたの〜そんな気合入って…レースは終わったわよ?」
聞こえていない。
「はあ…ここおいとこ」
「マルゼン先輩…」
「あ、トウボちゃん」
「なんですかそれ」
「嫌〜?」
「好きにしてください。てか何でいるんですか」「ちょっと書類を届けにな」
「ルドルフ先輩、」
「トウボじゃん。何しに来たん」
「グリューかよ。カイザーだと思ったじゃねえか」
「知らんわ。てか人前で喧嘩うらんといて?めっちゃしょしいすけから(注・恥ずかしいから)」
「喧嘩…?」
「さっきから渋滞…」
「メイちゃん、生きてた!」
「…?」
「気にしなくていいぞ。私達はこれで失礼する。」
「…疲れたわ。くっそ眠い」
「分かる〜それな」
「南海トラフ来年来るってよ」
「嘘こけ」
「流石にバレるか」
「大体の情報は知っとるから」
「そうなんだ…」
「栗東ンとこの皇子舐めんといて」
「メイさんのことテンさんって呼んでもいいかな?」
「巫山戯んな」
おやすみ!
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