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#いじめ
るあ🩵🦊🌙
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菊池川詠人
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「へ? 晶子、沙織ねえさんと知り合いだったか?」
「以前に図書館で何度か会ってて。じゃあ、沙織さんの所へ行くの?」
「ああ。だから悪い、今日の約束はキャンセルさせてくれ」
「だったら一緒に行くよ。あたしも沙織さんに会ってみたいし」
「これから行くとこは晶子の世界とは違う場所なんだ。やめときな」
「カンナ!」
晶子は怒ってカンナの前に立ちふさがって怒鳴った。
「なによ、人を子ども扱いしないで。年同じじゃない」
カンナは一瞬考え込んだが、晶子の剣幕を見て、ため息をつきながらうなずいた。
「分かったよ。けど行った先じゃ、あたいから絶対離れるなよ」
山手線に乗り換えて目的地に向かうまで、二人の間には気まずい沈黙が続いた。カンナは窓の外の景色をぼんやり眺め続け、晶子は床を見つめて何が起ころうとしているのか、いろいろ想像してみた。
結局晶子の検討がつかないまま、目的の駅に着き、道路へ出る。道の片側に妙にファンシーな外観の建物がずらりと並んでいる。
壁がピンク色だったり、妙に窓が少なかったりする、主に二階建てのビル。入り口らしき場所の前には、同じく派手な色使いの電飾付き立て看板。
まるで遊園地のお城のようにも見えるが、こんな場所にテーマパークがあるとは晶子は聞いた事がない。晶子は首を傾げながら、カンナに訊く。
「ねえ、カンナ。あれ、なあに?」
カンナはちらっと振り返って面倒くさそうに答えた。
「聞いた事ぐらいあんだろ? ラブホだよ」
「ふうん」
数歩先に進んだ所で、晶子はようやくその意味に気づいた。
「え? ラブホって……ラブホテル? あれが全部? じゃあ、ここって……」
コメント
1件
第44話、読み終わったよ!晶子がカンナに「子ども扱いしないで」って食い下がるシーン、めっちゃ良かった。年同じなのに立場の違いが透けて見える感じがね。で、ラブホ街に気づく晶子の「ふうん」→「え?!」の反応の差が可愛すぎるw カンナの「面倒くさそうに答えた」のツンデレ感もツボ。次、沙織さんに会う展開が気になるわ〜!