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圖阿です!
前回の続きからです!
どうぞ!
・・・
💎side
殺しの依頼を受けたため、僕は電車に乗って仕事に向かっていた。
これから連休に入るからなのか、電車はかなり混み合っている。
降りる駅まではまだかかるため、スマホゲームをして時間を潰すことにした。
すると、突然電車が大きく揺れ、急停止した。
すると、僕の背中にバランスを崩して倒れてきた人がいたため振り返った。
🐇「…ゎ…!…すみませんッ💦」
🐇「………ってあれ?いむくんやん!!」
倒れてきたのは初兎ちゃんだった。
💎「偶然だね!」
🐇「いむくんはこれから仕事?」
💎「うん。初兎ちゃんは?」
🐇「最近できたうさぎカフェってとこに行こうと思ってな」
💎「うさぎカフェ???」
🐇「そ♪」
初兎ちゃんはスマホでそのお店のホームぺージを見してくれた。
そのお店では、猫カフェのように、うさぎがいたるところにいて、触れ合うことができるらしい。
💎「へ〜楽しそうだね♪」
🐇「せやろ♪?もし良かったら、仕事終わりにでも来ぃや?」
🐇「ウチしばらくいる気やからさ♪」
💎「うん。早く終わったら連絡する」
『次はー〇〇駅。〇〇駅。』
🐇「あ、降りんと」
🐇「それじゃあいむくん頑張ってな!」
💎「うん♪ありがとう!」
初兎ちゃんと別れてから数分して、僕も目的の駅に着いたため、早速殺しの依頼が来た相手の場所に向かった。
事前に集めた情報を下に、ターゲットの潜伏先に向かう。
しばらくすると、古びた雑居ビルが見えた。
💎「いかにも犯罪者がいそうだなぁ…」
下っ端「おい、誰だてめぇ?」
すると、いかにもチンピラっぽい見た目の男数人が僕を囲んだ。
(これが一般人だったらどうするんだよ)
そんなことを考えながら、適当にあしらって目的に向かうために建物の中へと入っていった。
💎「にしても……きったないなぁ」
💎「これりうちゃんが見たら掃除しろって起こりそうだな((クスッ」
💎「………えーっと……あ、ここかな?((バンッ←扉を蹴破る」
ボス「ッッッ!!??誰だお前!?」
💎「教えた所で意味ある?」
ボス「こんな所に1人で来るなんて間抜けな奴だなw」
そう言って、ターゲットはスマホを取り出し、仲間を呼んだ。
しかし、それに対して誰も応答しなかった。
ボス「……どうなってるんだ…?」
💎「呼んでも無駄だよ?ここに来る途中でみんな気絶させたから」
それを聞いた瞬間に彼は顔を青ざめて命乞いを始めた。
ボス「たッ頼むッッ!!助けてくれッッ!!!」
💎「ちょっとは戦おうって意志はないわけ?((カチャッ←銃口を向ける」
ボス「ヒイッッッッ!!」
💎「(…もしかして、油断させて攻撃してくるつもりなのかな?)」
💎「……………((スッ」
バンッ
ボス「…カハッ……………………。」
💎「……死んじゃった。」
あっけなく死んだターゲットを袋に包み、自身の痕跡を消した。
死体の処理と依頼人に依頼完了の連絡を入れ、一息をつく。
時間を見ると、今回はターゲットもあんな感じだったのもあって、いつもよりも早く終わった。
そのため、初兎ちゃんに連絡を入れ、教えてもらったうさぎカフェに行くことにした。
お店に入ると、最近できたばかりだと言うのに、人が結構いた。
(初兎ちゃんどこだろう?)
🐇「あ!いむくーん!!!こっちこっち♪!」
僕に気づいた初兎ちゃんが手を振って呼んでくれたため、僕はそちらに歩いていった。
🐇「結構早かったな」
💎「うん。今日はそこまでめんどくさいのじゃなかったからね♪」
💎「にしても…結構一がいるね…?」
🐇「そうなんよ!!このお店、前に有名なモデルさんが来て、ここの写真をインスタに上げたとかで、結構広まってるらしいんよ」
💎「へー…だからこんなに人がいたんだ」
人の多さに納得していた頃、一匹のうさぎがこちらにやって来た。
手を出すと、手に頭を当てて撫でてと言っているようで笑みがこぼれた。
頭を撫でて上げると嬉しいのか、なんだか笑っているようにも見える。
💎「ここの子たち人懐っこいね♪」
🐇「そうなんよね♪!」
🐇「あ!いむくんも餌あげる?」
💎「うん!✨」
そんな感じでしばらく初兎ちゃんとうさぎに戯れていると、突然初兎ちゃんが「見て!!✨✨」と言って、一匹のうさぎを見せてきた。
🐇「この子めっっっちゃ可愛くない!?✨✨」
💎「ほんとだ!……それになんか初兎ちゃんに似てるね♪」
🐇「えーそうか?ウチはこんなに可愛くあらへんよ?」
💎「そんなことないよ!それにほら!」
💎「この子ほっぺにハートが付いてる。初兎ちゃんとお揃いだよ♪」
🐇「確かに!!」
???「どうでもええからさっさと餌よこせや」
💎🐇「…………????」
🐇「いむくんなんか言った?」
💎「いや……何も」
突然誰かの声が近くで聞こえ疑問に思っていると、また声がした。
???「聞こえとんのか?はよ人参よこせ」
下から声がした気がして、僕ら2人は揃って下を見た。
💎🐇「…………は??」
???「はよ人参よこせ」
💎🐇「う、うさぎが喋ったーーーッッッッ!!!」
💎「え!?うさぎって喋ったっけ??」
🐇「い、いや喋らんかったと思うッッ!!」
聞き間違いか?っと思ったが、何度も喋るため、間違いではないようだ。
???「ボリボリ←人参食べてる」
💎「とりあえず人参あげたけど、大丈夫だよね?」
🐇「大丈夫やと思う。それより……」
🐇「あんた名前なんて言うん!?✨✨✨」
???「うおッ、お前急に顔面近づけんなや!!」
🐇「なぁ、なぁ!名前なんて言うん?✨✨」
???「………何やねんこいつッッ!!」
???「俺は馴れ合う気はないからな!!」
🐇「近くで見るとさらに可愛いなぁ✨✨💕💕」
???「話聞けやッッッ!!!」
💎「初兎ちゃんその辺にしてあげてwその子嫌がってるよ」
🐇「ハッ!ごめんな〜💦つい」
???「ハァーハァー…えらい目に遭ったわ」
🐇「それで?名前なんて言うん?」
???「…………らびまる」
らびまる「それが俺の名前や」
🐇「か…」
💎、らびまる「か?」
🐇「かっっっわぇええええッッッ!!💕💕💕」
らびまる「ビクッ」
らびまる「サッ」
💎「……??」
初兎ちゃんの圧に負けたらびまるは、僕の背後に隠れてしまった。
それに対して、逃げんといてーっと泣く初兎ちゃんと、逃げるらびまる。
僕らの周りはカオスだった。
らびまる「…………((グッタリ」
🐇「✨✨」
💎「w」
数分後、初兎ちゃんに捕まったらびまるはしばらくの間構い倒され、ぐったりしていた。
らびまる「マジこいつ何やねん…?」
🐇「あーあー……らびまるともっとおれたらええのに」
💎「そんなに気に入ったんだ?」
🐇「おん!!やって、こんな可愛いうさぎ他におらんで!?」
らびまる「…!………………なら、お前んちに行ってやろうか?」
🐇「え!?」
らびまる「なんや…嫌なんか?」
🐇「嫌やないッッ!!嫌やないッッ!!」
🐇「ほ、ほんまにええの…?」
らびまる「ええつっとるやろ?……まぁ、ちゃんと人参くれなきゃ出ていくけどな」
🐇「あげます!あげます!人参なんていくらでもあげます!!!✨✨✨」
🐇「やったーッッ!!」
そう言って喜んでる初兎ちゃんを横目に、らびまるに聞く。
💎「お店から急にいなくなって大丈夫なの?」
らびまる「気にせんくても、俺ここの店のうさぎやないから」
聞けば、らびまるは食べ物と寝床を目的に、こっそりこのお店に入ったらしい。
だからいなくなっても、店側は気づかない。
初兎ちゃんの持っていた鞄にらびまるを隠し、お会計を済ませてお店から出た。
🐇「ほないむくんまたな!!」
💎「うん!じゃあね♪!」
続く
・・・
今回は💎🐇回でしたね!
そして、らびまる登場!✨
見てくださりありがとうございました!