あれから何日経っただろう
毎日玩具で犯される身体は、
バイブや電マの振動の感覚でズキンズキンと熱を帯びたよう。
毎日攻め続けられイキ狂い、お風呂に一緒に入り、眠る。
不規則な生活で荒れた肌。
化粧で隠すが、日に日に増すくま。
外気に触れる事が無く、日中も閉め切った窓、カーテン。
明るいとはいえない、青色の間接照明しかない弔くんの部屋で過ごしていると気持ちもブルーになっていく。
このまま一生ここで過ごすのかなあ
ご飯は言ったら持ってきてくれて
言えば服も化粧品もなんでもくれる
そして弔くんはいつも愛の言葉をくれる
愛でてくれる____
これで、いい……
もう、これでいいんだ……私は……
カチャッ
繋がれた首輪を見つめ
弔くんが帰ってくるのを待つ
「もう……早く……逃げたい……」
気持ちとは裏腹にボソッと私は呟く
知ってる
逃げたいんだ、私は____
逃げよう。
そう、
逃げるんだ。
そう、毎日考えるけれど
「凛〜ただいま♡♡」
『おかえりー!弔くん!』
「大人しく良い子で待ってた?」
『待ってたよ〜』
「ま、逃げようなんて思わないだろうけど」
『そんなこと思うわけないよ』
「そうだよね、俺と凛はずっと一緒だもんね」
『うん、そうだね!』
今日も私は嘘をつく。
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