TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「じゃあ。ぼくは次の収穫のところへ行くから」

「……待って! 私の他にも人はいないの? 助けてくれたんでしょ! 私の記憶がなくなる直前、覚えているのは今朝のバスの中だけなの。そのバスの中には大勢人が乗っていたはずよ!」


リリーのさっきの態度とは逆の懇願した言葉に、モートはこっくりと頷いた。けれども、すぐに首を横に振った。


「ここにはいないんだ。少なくてもこの周囲には……」

「ここは、どこなの?」

「ホワイトグレートの麓のログハウスだ」

「……ホワイトグレート……?」

「そのログハウスの地下に君はいたんだ」

「リリーよ。リリー・フィラデルフィア」


モートは思った。

この少女は間違いなく聖痕の持ち主だと。


だが、まだバスから、消えたかそれとも誘拐されたかの人々がいるようだ。


そこで、モートはあることに気がついた。

目に見える魂の色は、当然。

生きていないと、見えないのだ。


なので、恐らくは……。


もうこの世には、いないのだろう。


だけど、モートは周辺を探しに行った。

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚