コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
秋の出会い。
秋の日差しは私には丁度良く、その日は過ごしやすい日だった。 イチョウ並木が私の存在を包み込むかのように風が強くイチョウが落ちてきて私の顔や体に触れていくのを感じた。私の周りには数々の人が通り過ぎて行くのをかんじた。楽しそうに会話している恋人や、鞄を握り締めて会社に向かっているサラリーマン、人々が私の周りを通り過ぎていくのを感じた。そんな中、イチョウ並木の先にはこれまで見たこともない。今にも消えてしまいそうな君の姿が伺えた。皆は楽しそうに話したり、あるいは会社に行っていたりしているのに、まるで彼だけ時間が止まっているかのように感じた。
でもその姿はとても華麗で美しく私を釘付けにし、彼以外の周りのものは、ぼやけてみえ、 彼だけ私の世界に色がついているようにも見えた。
私は今でもその姿を忘れない。
そしてこれからも忘れることはないだろう。
そう思うほど彼は素敵だった。