コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
僕は弟のようになりたいと思った。
弟は親や友達の親切に対して自分の意見を言えるからだ
例えば、親が作ってくれたご飯に「美味しくない」と言ったり、友達がくれた物に「面白くない」と言うことだ。
僕はそれをとても羨ましく思う。
僕の場合もし美味しくなくても親が作ってくれると、「美味しい」と言ったり、友達が貸してくれた本というだけで「面白い」
と言ってしまう。
人は僕を優しいと言う。
ただその度に僕は悲しくなる。
その人はだんだん僕から離れていくからだ。
僕は誰からも好かれたい、そのために他人から一番気に入られそうな言葉を言う、それが本音でなかったとしてもだ。
ただその時の僕は気づいてなかったんだ、人から嫌われたくないから僕は本音を隠した。
そのおかげでかなり人は近づいてきた。
ただその人が友達になることはなかった。
本音は個性だ。
僕はそれを一切出さなかった。
いわゆる無キャだ。
そして少し本音が漏れでていたんだと思う。
そしてその人は本当の僕に少し気づき離れていったんだと思う。
ああ、いいなあ本音を言い合える友達がいる人は
でも僕は明日も嘘をついてしまうだろう。
傲慢で、怠惰で、虚栄心にまみれた本当の僕を隠すために…