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テラーノベル(Teller Novel)
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伊藤さんは続けて微笑ましそうに「えぇ!それはもう手に取るように分かりますよ!」

た、確かに…何考えてるか分からないって言われたことはない…。

言われたくも…。ん~…

どうなんだろう?言われた方が嬉しいのだろうか

ん~、ん~、と頭を左右に動かしながら考えていると伊藤さんから「考え事はあまりしない方がいいですよ!」

「玲央様から、ゆきは思い込んじゃう癖があるから注意してくれって言われたんですぅ~」

その言葉を聞いた時に胸がキュッとなった

そんなこと思わなくてもいいのに…。

玲央さん、優しい…。

こんな生活してたらもっと好きになっちゃいそう…。

腰は痛いけど、優しくしてくれたし…。

なんて思っていたら、伊藤さんが「ってこれ言っちゃダメでしたね…」と苦笑いされた

僕は、有難かった?かな…。玲央さんの優しさに触れれて

「さて!ゆき様!朝ごはん食べましょう!」

あっ、そうだった。お腹すいてたんだった

「立ち上がれますか?」

「うんうん」と左右に首を振る

「そうですか…。ゆき様のことを運べれるかもしれませんが、私も歳ですから…。」

とは言っても伊藤さんの見た目は30後半ぐらい

伊藤さんの見た目は髪を一束にまとめ、前髪は無く、身長も高い…。さらに美形だ

スタイルや、顔も合わせても十分若いと思うんだけど…。

「え!?ゆき様!私!若く見えますか!?」

「え!?なんでわかったの!?」

「え!?冗談で言っただけなんですけど!?」

「あっ…そうなんだ」

びっくりしたぁ~気持ちが通じるのかと思っちゃった

そして、伊藤さんは僕の驚きを知らずに「40後半なんです!私!」と気迫に満ちたテンションで言ってきた

えぇ~!?お世辞じゃなくてほんとに見えない…。

「というか!ベットぐらいならあげられるので、ベットの上で食べましょうか!」

ベットかぁ…。力を振り絞ったら上がれそうだったので

「あっ…いや、ベットぐらいなら行けると思うので大丈夫ですよ」とやんわり伝えた

「いや…。万が一怪我をされてしまったら大変なので…。」

いや…女性の方にあげられるのは少し…いや、だいぶ恥ずかしい

その後も止められたがなんとか説得して自力でベットに上がった

「では、私は朝食を取ってきますので、少しお待ちください」と言われ、伊藤さんは部屋から出ていってしまった

運命の番ってそんなに溺愛するものなのぉーーー【一次創作】

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