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「ハア、ハア、ハア、どういうことだよ!」
そんな言葉を漏らしながら私は走っている。逃げるために。能力はわからずのまま。そんな中の初仕事は今死にかけているわけだ。
そしてなんと一人。敵団兵もそろそろ追い付いてくることだろう。
「クソッ、死んでやるもんかァ」そんなことを言っても、と言わんばかりに
「死ぬ前にヤることいっぱいあるから安心しなァ!」声が近づいてきて、恐怖感が見を震わせる。
その震えに気が行っていると、ふくらはぎ辺りに切れるような激痛。そのまま転ぶ。
右足靭帯断裂。歩けなくなるのは当たり前である。
「ころんだころんだ!」と笑うクソ野郎。
馬乗りになられる。その時の男の顔はさながら獣。恐怖に乗っ取られた私の脳内は、体をよじらせたり、バタつかせたりとさせようとするが、男の体重が乗り、脚に力が入らないことで、びくともしない。
「嫌だ!嫌だああ!」叫ぶことしかできない私と対照的に、この男は何でも私にすることができるのだろう、不敵に笑っている。
そのうち、涙が溢れ出る。泣いて声が出始める。
男が服を剥ぎ取ろうとしたのか、スカートにが伸びるような気がした瞬間。
「クズザル」「は?」聞こえたのはマヤの声。
それとともに私の顔は血に塗られていて、目の前の男は、自分の腹に穴が空いていることを再確認する。
男が倒れるのと同時にかかっていた重力がなくなる。
男は無様にはらわた覗かせながら倒れている。
今まで黙っていた神がいった「生きてる、とどめさそう。」それに対して「そうなの?」と返し、立てないまま銃を向けるが。手が震える。引き金が引けない。
無理だった。昔は簡単に引き金を引けたのに。殺すのは、いけないことだから。
「今更何を言ってるんだい?殺したじゃないか3人も。」「でも」「こいつも何人か殺してるよ?」「でも…!」それを見ていたマヤは
「変。」と言って「あ、」と言った男に反応。「死んでない」もう一度、今度は頭を潰す。そこらじゅうに飛び散る鮮血。
神は呆れていた。私はまだ震えていた。マヤはそれを見て「誰かいるの?」聞いてきた。
「え?いるでしょ」震えながらだが普通に答えた。マヤは「そう、」とだけ返してきてそれ以上は無かった。
拍手喝采、クロノスタシス
「そういえば、体の形を変えられるんだよね?」「うん」
「胸は?」「は?」「なんで胸大きくしないの?」
「………………」「ん?」「胸は……出来ない」
「へえ…なんか悪いね…何で私の胸見てるの?え?痛い痛い痛い痛いってぇ!引っ張らないでよ~!」「反吐が出る!」