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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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勇者「何…これ…」

女の子「荒れに荒れてるね」

勇者「これじゃあ…海の魔王のところに行けないよ…」

女の子「君は息ができるんだしさ、潜ったらどう?」

勇者「ええ…」

女の子「他に何か手があるの?」

勇者「ケンがいれば…」

女の子「他人に頼ってばっかり…そんなんじゃ勇者じゃないよ自分で行ってきて!」

勇者「わ、わかったよ……うっ水冷たい!」

女の子「頑張れ〜」

勇者「ふぅ…ふぅ…うぅ…しんどい…波のせいで…前に進みづらい…くっ…」

ピン「こんにちは、頑張りますねこんな荒れた海に入るなんて…」

勇者「ピン!あぁ良かった助かった…お願い…僕を魔王の城まで連れてって…」

ピン「ええ良いですよ、さぁ私の背中に乗ってください」

勇者「やっぱりすごく早い!ありがとう!ピン!」

ピン「良いんですよ、それに私は主人様に使えるのが喜びであり生きがいなんですから」

勇者「君の主人様って誰なの?」

ピン「内緒です、それよりも…もう着きますよ流されないように門の中まで送ります。帰りも送るのでここに戻ってきてください。それではお気をつけて」

勇者「ほんと!?ピン、ありがとう!行ってくるよ!」

勇者「城の中に入ったけど…前よりも暗い…なんでだろう…」

スイミー「…誰か…いるのか…?姿を見せてみよ」

勇者「あ、スイミー…元気?」

スイミー「元気なわけあるか!!今の海の状況を見てわからんか!?妾達、海の魔物は妾の城に無事避難したが…こんな荒れた海、誰も優雅に泳げん!誰がこんなことをした!」

勇者「実は地上も大変な状態なんだ…風も強いし、空は雲で覆われてる…」

スイミー「ふむ…地上も同じ状態なんじゃな?ならば人間よ!その原因を排除してくるのじゃ!」

勇者「そのためにスイミーの持ってる賢者の石が必要なんだ…くれる…?」

スイミー「賢者の石…それはすごく貴重な物じゃ、簡単には渡せんな」

勇者「そこをなんとか…!僕、絶対にこの海も治すからさ…」

スイミー「ふん、言ったな?よろしい、お前に妾の賢者の石、水の石を授けよう」

勇者「わぁ、ありがとうスイミー!絶対になんとかして見せるからね」

スイミー「人間よ、次来る時はパクパクバブルを忘れずにな?絶対戻って来るように!妾の命令じゃ!」

勇者「うん、分かった!絶対帰って来るよ」

ピン「おや、用は済んだんですか?」

勇者「うん、魔王から水の石を貰ったよ」

ピン「そうですか、それはよかった…それでは私の背中に乗ってください」

勇者「うん!ありがとう」

ピン「あなたは…すごく頑張りますね、あなたは人間界の人で、魔法界の事情などあまり関係ないでしょう?」

勇者「実はこの雲…人間界まで伸びてるんだ…」

ピン「それは大変ですね…」

勇者「だからなんとしてでも、この雲をなんとかしないとね…」

ピン「………そろそろ着きますよ、準備してください」

勇者「ほんとだ!光が見えてきた!」

ピン「さて、着きましたよ…それでは私はこれで…」

勇者「うん!ピンありがとう!」

女の子「へぇ、もう帰ってきたんだ、早かったね?」

勇者「うん!スイミー優しいからすぐに水の石をくれたんだ」

女の子「ふーーん?まぁいいや、そんな事よりも…次はどこ行くの?」

勇者「ウィンドーのとこ行こうかな?」

女の子「そ、良いんじゃない?良いよ行こう」

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