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続きです!
注意 死の表現があります
他作品と似ていたらすみません
「リトライ」
…..何度この悲劇を繰り返しただろう。
200?300?
数なんて数えていない。
ただ貴方を助ける為に、
何度も何度も…..
もう精神的に参っている。
私が先に壊れそうだ。
ただ辛い。
どうして私達がこんな目に合わないといけないんだ…
そう嘆いても何も変わる事はない。
もう、この現実は変えられないのか…?
もう、貴方は救う事は出来ないのか…?
….もうこの結末を帰る事ができないのなら
なら、最後に…
英「フランス?」
仏「…なに?」
英「I love you forever.」
キィィィィイ!!
バンッ!!!
フランスはトラックに轢かれ亡くなった。
フランスから広がる血溜まりはイギリスの靴にまで届いた。
足を動かすとベチャ、と不快な音を立てる。
英「……。」
フランス….
私はこれからどうしていけば良いのでしょう
貴方が居ない世界なんて….
大切なものは失ってから気づく、とはよく言ったものですね。
こうしているうちにもフランスから伝うまだ生温かな血溜まりは静かに広がり、
やがてイギリスの両足を包み込む。
何気ない日常がどれ程幸せだったか…
もう少し早くに気づくべきでした。
いや、わかっていたのに感謝しようと思わなかった。
…..もう、嫌です。
疲れました。
全て終わりにしましょう。
確か、神は自殺だけはするなと言っていましたね。
自殺するとリトライが効かないからでしょうか?多分そうですね。
では、さようなら。
ダンッ
私は自分に向かって鉛玉を撃った。
きっと、これが正解だったのでしょう。
きっと、結末は決まっていたのでしょう。
なんかもう、どうでもいいですね。
薄れゆく意識の中私の視界には黒いフードの男が笑っているのが見えた。