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そうライバルというのは私も’Yuryチャンネル’というピンのエピソードトークチャンネルを配信している。
私は変わった事や人物によく遭遇するので面白いネタをけっこう持っていた。
友人からは変わっている人だからそういうのを引き寄せるとか言われるけどそれはそれで良かった。
どんなジャンルでも制作者としてはなんでもネタになるものが多い方がいいからだ。
もちろん私もYouTubeをやっている事なんて
絃さんに話すわけはなかったし話すつもりもない。
「弟はイベントのMCをしたりしていてその傍らYouTubeもやっているんだ。」
「そうだったんですね。私も曲のチャンネルは持っているけど、ネタチャンネルなんて面白くていいですね」とだけ言っておいた。
特に弟さんのチャンネル登録をお願いされることもなかったのでホッと胸を撫で下ろした。
びっくりの連続の中コーヒーを飲みお互いの作品についても話した。
彼は幼少期に観たメッセージ性の強いアニメに寄せ、自分の伝えたい魂を込めた作品作りについて熱く話してくれた。
私の曲作りと重なる部分が多くとても共感出来た。あっという間に時間が過ぎていた。
劇場のお笑いはイマイチみたいではあったが、一緒に何かを見聞きするという事が大事で楽しかったと嬉しいことを言ってくれた。
まぁ特に次会う理由もないし後ろ髪をひかれる感じはあるが御礼を告げてカフェを出ようとすると 持っていた縦長の少し大きめの紙袋を私に差し出してきた。
会った時からちょっと気にはなっていたが私へのプレゼントとは思ってもみなかった。
「約束しただろ!一緒には選んでないけどな〜」
中を見ると冬らしい赤のケイトウや可愛いピンクの花束であった。
「最初会った時、ピンクのニットを着ていてよく似合っていたしお酒もピンクの可愛いのを飲んでいたからこれを選んでみたんだよ。」
「嬉しい〜ピンク大好きです。ありがとうございます!」
私がそう言うと彼はまた気の利いた言い回しをしてきた。
「今度会う時まだ元気に咲いているか聞くから、 枯らしたらダメだぞ!」
まただ、次回も会う機会があると言う言い回し。
それに枯れないという事は近々ということにもなるだろうか。
「え⁈あ、そうですね、はい。頑張ります…」
また’この押し’に負けてしまい返事をした。
‘この押し’に負けるといっても’嬉しい押し’であるのだが。
(とにかくお花さん長く元気でいてね)と心の中で お花に声をかけた。
そして「また連絡するよ!」と言われお互い帰路についた。
コメント
1件
ああ、花束、素敵でしたね。自分のことを覚えていてくれて、しかもピンクのニットや飲み物まで覚えて選んでくれたっていうのが……もう、心がぎゅってなりました。「次会う時まだ元気に咲いているか聞くから」って台詞も、押し付けがましくなくて優しくて。秘密のYuryチャンネルの話もまだあるし、この先の距離の縮まり方が楽しみです。