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『君と一緒に過ごしたい』
注意書きは第一話をご覧下さい。
今日は12月26日……そう、クリスマスですね!♪((アホか
1日過ぎてしまいましたが……クリスマスストーリーです。
水side
水「……そっか、お仕事入っちゃったんだ………」
青『ほんまにごめんな……早く帰るようにするから』
水「ううん、しょうがないよ。お仕事頑張ってね」
ピッ
水「……はぁ……」
明日は12月25日クリスマス。
最近は街中がライトアップされ、キラキラと輝いている。
僕も彼氏と過ごすつもりだったが、あいにく彼氏は仕事が入ってしまった。
急に仕事が入るのは彼にとって不思議ではない。
ブラック企業に務めている彼だから、休みもあまり取れない。
そんな中、久々の休みでクリスマスだから一緒にイルミネーションを見て、彼の家でゆっくりケーキを食べようって約束してた。
残念ながらそうならなくなってしまったけど、早く仕事終わらせるって言ってくれたし、少しは一緒に過ごせるかな
水「……だけど、ちょっと寂しいな…………」
なんて、心の声が漏れてしまうが決して彼を責めてるわけじゃないし悪くないことはわかってる。
気持ちを切り替えよう。もう寝るか。
次の日
「ごめん稲荷さん!!急に仕事頼んじゃって……彼氏さんとデートって言ってたのに…」
水「気にしないでください。彼氏も仕事入っちゃったので」
今日の朝、急に会社の先輩から電話がきた
「人手が足りないから仕事に来てくれないか」と。
僕が働いてるのは服屋さんで、最近クリスマスをテーマにした新しい服を売り出した。
結構評判がよく、たくさんのカップルがお揃いと言いながら買っていく。
そのおかげで店は繁盛し、結構人が足りない状況だった。
水「〇〇さん、急に来れなくなったんですね」
「風邪引いちゃったみたいでさー💦彼女はクリぼっちだーって騒いでたけど」
水「あはは…笑」
「私もクリぼっちなんですけどね……いい人いないかなー」
水「先輩モテると思いますよ」
「それがさー、出会いがないんだよねーw」
「稲荷さんは、仕事のあと彼氏さんと過ごすの?」
水「彼の仕事が早く終われば…ですけどね」
「いーねー!楽しんで!♪」
水「ありがとうございます…♪/」
<すみませーん!
「あ、はい!今行きます!」タッ
今やってるこの仕事は楽しくて、先輩もみんないい人で文句なんてなかった。
結局今日は夜まで暇になったし、服を着ながら楽しそうに話しているカップルを見ていると、心が暖かくなったような気がした。
「……ぁの、すみません」
水「あ、はい、どうしました?」
「この上着可愛いなって思うんですけど……どの服と合わせたらいいかわからなくて」
水「それでしたら__」
夜
閉店時間
「今日もお疲れ様ー♪」
水「お疲れ様です」
閉店の時間となりバックヤードにもどる。
先輩と話しながら帰る準備をする。
すると、ガチャ、と扉の音がした。
店長「みんなお疲れ様。稲荷さんいる?」
水「店長、お疲れ様です。どうしました?」
誰かと思えば店長だった。
店長「店の前に稲荷さんのことを待っている人がいるよ」
水「!」
「え、それって…!♪」
店長「行ってきなよ、もう閉店したしね」
水「ぇ、えと…それじゃ、お先に失礼しますっ…!」
「はーい♪」
みんな誰が来たのか察したのか、ニヤニヤしながらこちらを見る。
僕も待たせては行けないと思い、急ぎ足で外へ出た。
青「……あ、ほとけ。お疲れ様」
水「いふくんっ、来てくれたの?」
青「おん、今日は早く終わらせたからな♪」
外へ出ると、彼氏のいふくんがいた。
片手にスマホを持ち、顔が少し赤くなっていて寒そうだった。
水「いふくん寒いでしょ、僕のマフラー貸してあげる」
青「え、ええよ、ほとけが寒くなってまうやん 」
水「僕はいーの!」
そう言ってマフラーを自分の首から外し、いふくんにかけようとした時、手首を捕また。
どうしたのかと思ったら、マフラーを綺麗に巻き戻したあと、スルッと恋人繋ぎをしてきた。
水「!//」
青「俺はこうしてるだけで暖かいからな♪」
水「あぅ…///」
青「さ、ケーキ買って俺の家に向かうか」
水「うんっ…!♪//」
イルミネーションが僕たちを明るく照らす。
この先のことは僕たちだけの秘密。