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ちーず
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貴方は…罪を犯してまで、助けたいのですか?
誠「…………あぁ、2人の為なら」
そう…なら、その責任をおってもらいましょう。
誰かの生命を戻すにはそれなりの代償がいる。
貴方には…その代償を払えるほどのものを持っていない。
それでも…続けるのなら、それは、罪になる。
かぐや姫が不死の薬を飲んだように
貴方は…死んだものを、蘇らそうとしている。
なんとも…可哀想なことでしょうか……
この、罪を背負えば…貴方は永遠の孤独に悩まされる。
老いることも…空腹になることも…眠くなることも無くなる
ずっとずっと同じ場所で、何も出来ない
それでも…貴方はこの罪を背負うのでしょう。
それならば…勝手になさい。
私は…止めましたからね。
貴方の人生は貴方のものです
好きにお使いになさい。
怪しげな女性は俺の前から姿を消した。
大丈夫や…恵美…健三……これは、俺が選んだ道や
それでも……もし、欲を言うのなら………
お願いや…恵美、健三会いに来てくれ…
ーーーー
恵美視点
目が覚めると、自分のベッドにいた
なにか…夢を見ていた気がする……
部屋には椅子に座り眠っている健三がいた
健三が昼寝とは…珍しいと、思っていると
なにか…違和感を感じた。
その、違和感がなんなのかは分からない
それでも…なにか…なにかを、忘れている
思い出そうとしても…記憶にノイズがかかる
こんなこと…初めてだ……1度見たものはなんでも覚える僕が…忘れている?
その、理由も…なにを忘れているのかも分からない
それが…不気味で…怖くて……なぜだか、悲しい。
恵「僕は…一体…なにを忘れているの?」
ーーーー
籭彜々魑視点
夜空が広がり…足首ありまである水
目の前には地面に埋もれている鳥居…
ただ…それだけ……
娯楽も…出口も無い
何もしない空間は…あまりにも苦痛だった
たまに、落ちているものがあった。
その、多くが古いものだった……
おそらくここは…すべての記録…人から忘れられたものだけがたどり着く場所…
転生も…輪廻も出来なかったものだけが集う…地獄
これを…選んだのは…紛れもない自分だ…
それでも……苦しい…
終わりが無いというのは……あまりにも…
残酷で悲惨だった……
今は…もう……痛みしか、自分が生きているのだと証明出来るものが無い……。
ある時…1つの欠片が落ちていた
なんの欠片かは…分からない
それでも…どこか……心が奪われて
その、欠片を拾った…その時、どこか見覚えのある場所にいた。
もう…会えないと思っていた……それでも…
悪い夢でも良い……幻覚でも良い…ただ…
会えた嬉しさが込み上げてきたのだ…
悪い夢だと…分かっていたけど…それでも
一時の幸福の為にすべてを隠した。
コメント
7件
みんなが誠一の事忘れている。誠一が可愛そうです。もしかして前のお話と繋がっているのかな?。私の予想けど、違うかな。
見たくない真実からは、目を背けてしまおう…自分が傷つかない為に。
( ˘ω˘)…読んだよ、第5話。 「会いに来てくれ…」って誠の願いが、もう胸がぎゅってなった。代償を背負ってでも誰かを救うって選択、重すぎるけど、それでも選んだんだね。恵美の「何を忘れてるの?」って孤独も、籭彜々魑の永遠の苦しみも、全部繋がってて切なかった。 最後の「一時の幸福の為にすべてを隠した」って一文、すごく刺さった。 闇の中に確かな温度がある作品だと思う……次も静かに読ませてもらいますね🌙