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ちゃってちゃって!!!たまらんっっ(鼻血
宮舘の気持ちは分かった。
だが、自分にはどうしようもない。
応えてやれない。
同じグループにいて、これからもずっと一緒にいるのにどうする?
本気で望まれても、どうしようもない。
渡辺の知らない宮舘がそこにいた。
男から好きなんだけどと言われていると、誰にも言えない。
だが、雑誌は別だ。
色んなコンビで写真を撮る。
渡辺と宮舘のコンビも撮る。
「宮舘さん、渡辺さんを後ろから抱きしめましょうか?」
渡辺の顔が強張る。
でも仕事。
我慢して写真を撮る。
何枚か撮る間に宮舘が「翔太、いい香りがする」と言う。
喜べない。
撮影が終わると、サッサと離れる。
勘弁してくれと思うのだ。
渡辺に告白してから、宮舘は時々、渡辺に何かしら呟く。
「可愛い」とか「抱きしめたい」とか。
渡辺の返事に困るようなことばかり。
頭を抱えてしまう。
渡辺ー涼太、勘弁してくれ。
宮舘ー迷惑かな。
渡辺ー大迷惑だ。
宮舘ー気持ちが溢れちゃって。
渡辺ー何が、ちゃってだ。
宮舘ー気持ちを抑えてた蓋が壊れちゃって。
渡辺ーだから〜そのちゃってって止めろ。
宮舘ー好きが止まらない。
渡辺ー女を探せ。
宮舘ー翔太がいい。
渡辺ーはぁ〜。
宮舘ー好きになってください。
渡辺ーバカ言うな。
宮舘ーバカじゃない、好きだ。
渡辺ー想っててもいいかって聞いたのは誰だ。
好き好き言っていいとは言ってない。
宮舘ーそうなんだけど、言いたくなる。
渡辺ー言うな、今後言うな。
宮舘ー無理ですね。
渡辺ーバカバーカ。
渡辺は逃げるように帰って行った。
宮舘は、ひとつため息を吐く。
好きなだけなのに。