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なんか書きたくなった
めっちゃ短い
あと、
読んでくれる皆さんありがとうございます!
冬の終わりを告げる眩い光が差し込み、
咲き始めの淡い薄紅が窓枠の中から陽気な雰囲気を放っていた。
「先輩。」
弱々し声で呼ぶ、
やせ細った女性が居た。
「なんだい?」
彼女の目は、深海のようだ。
底の見えない真っ黒な瞳は、
目の前の軍服の男を捉えていた。
男は、
少し歪な笑いを浮かべた。
女性は気づくこともなく続けた。
「私を見捨てないで。」
儚くも必死な声に
さっきとはまた違う微笑を向けながら、
男は応える。
「見捨てないさ。」
そう言いながら、
頭を優しくさすってやる。
そうすると安堵し、
気持ち良さそうに身を委ねる。
傷だらけの身体に包帯が巻かれたその姿は
男に、なんとも言えない快感を呼び起こした。
男は呟く。
『感謝してるぞ。素敵な贈り物を。』
目の前にいる彼女にも聞こえない様な小さな声で。
先の見え無い会議で踊る
憎き敵に向かって。
続くかも?
表現って難しい…