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カルルシャン
413
おさでい
放課後
おさでい「雨だ」
あっきぃ「本当だ〜」
あっきぃ「雨なんて久しぶりだね」
おさでい「確かに!」
おさでい「最近ずっと晴れだったもんね!」
そんな何気ない会話をしながらりぬにぃとぷりにぃの帰りを待つ
そして雨が強くなった頃
ガチャ
おさでい「誰か帰ってきた!」
俺は玄関に走ろうとした、そしたら何故かあきにぃが玄関に行くのを止めた
あっきぃ「違う」
たった一言だけ違うと言った
あっきぃ「一旦部屋に行こ」
まだ理解はできなかったがあきにぃに引っ張られあきにぃの部屋に行った
おさでい「なんでりぬにぃたちじゃ無いってわかるの?」
あっきぃ「だって入ってきたのにただいまがなかったじゃん」
おさでい「確かに…」
雨はどんどん強くなってく
突然階段の方から階段を上がる音がした、雨の音で聞こえにくいが微かに足音がする
体が震えてくる、怖い
けどこの足音はどんどんこっちの方に近づいてくる
突然扉が大きく叩かれた
あきにぃは俺を優しく抱きしめた
あきにぃはすぐにりぬにぃへLINEをしようとした、そしたら
ガチャ
莉犬
莉犬「あぁー」
莉犬「ちょっと休憩」
俺は兄弟の面倒を見ながら会社で働いてる
お金貯めなきゃみんながやりたいことやらしてあげれないしね!
るぅと「莉犬お疲れ様です」
莉犬「るぅちゃん!」
莉犬「ありがとー」
るぅと「外雨降り始めてるらしいですよ」
莉犬「雨かー」
正直雨は嫌い
じめじめするのもあるけど
あと今まで嫌なことが起きた日は雨が降っていたから
るぅと「莉犬は傘持ってますか?」
莉犬「うん!」
莉犬「ちゃんと折りたたみ傘持ってるから!」
るぅと「流石莉犬です」
こんな何気ない会話をしていたら突然
ピコン
るぅと「ライン来てますよ」
莉犬「本当だ」
莉犬「誰からだろう」
見たらあっきぃから"早く帰ってきて"たった一言、嫌な予感がした
もしかしたらと思うと冷や汗が止まらない
るぅと「これは早く帰ったほうがいいですよ」
莉犬「けどなんて言えば」
るぅと「確かに…」
ななもり。「二人ともどうしたの?」
ななもり。「かしこまった顔して」
るぅと「なーくん!」
るぅと「実はカクカクシカジカで」
ななもり。「これは不安だね」
ななもり。「 今日は早く帰りな」
莉犬「いいの⁈」
ななもり。「命に関わることだったら怖いしさ」
莉犬「ありがとございます!」
ななもり。「気おつけるんだよ」
荷物をすぐに持ち走って家まで向かった
雨が強くなればなるほど嫌な予感が浮かんでくる
なにもなければいい、送り間違いであって欲しい…
そんな思いも虚しく家からは殴るにぶい音だけが響いてた
家に入りすぐに音のする方に向かった
そこにはおさでいをだきボロボロになっているあっきぃがいた、おさでいは目に涙をたくさんため今にも泣きそうな顔だった
そして俺の前には父さんがいた
莉犬「帰ってたんですね」
父「遅いんだよ」
父「早く飯作れ」
父「腹が減ってんだよ」
莉犬「わかりました」
本当は2人の元に駆け寄りたかった
すぐにでも手当をして抱きついてあげたかったけど逆らったら何が起きるか分からない
俺はぷりちゃんに一言だけ"お父さんが帰ってきた"それだけLINEで送った
あっきぃ
ガチャ
守らなきゃ
それしか思わなかった
けど冷や汗が止まらない
父「ちっ」
父「イラついてんだ殴らせろ」
お父さんは明らかにおさでいのことを嫌ってるだからお父さんが帰ってきたら何がなんでも離れちゃ行けない
だから守らなきゃ
父「おいこいつを殴らせろ」
あっきぃ「それは出来ない」
父「じゃあお前ごといってやるよ」
父「オラッ」
バンッ
あっきぃ「いっ」
おさでい「あきにぃ…」
目にいっぱい涙をためてる
多分怖いだろ、当たり前だよ
俺だって怖いもん
けど安心させなちゃ…
あっきぃ「大丈夫だから」
何回も何回も殴られたり蹴られたりした
早く帰ってきてよ
俺も限界だよ、身体中が痛い
そう思ってたらドアが開く音がした
りぬにぃが帰ってきたんだ、そう思うと少し安心した
そしたら突然体が動かなくなったまるで全身の力が抜けたように
自分でも分からない
ぷりっつ
バイト終わり一人で電車で帰ってた
外には大雨が降ってた
電車から降り駅を出る時突然りぬにぃからLINEがきた、見た瞬間に全てを理解した
父さんが帰ってきたその一言だけで
そのあとは家まで走った
傘も刺さずに
早く走れば走るほど雨が強くなってるように感じた
やっと家に着いた
もう全身びしょ濡れ
けどそんなことはきにしてられない
だってあっきぃたちに何かなかったらあんなLINEはしない
いつもだったら父さんが帰ってきたから誰かの家泊めてもらってと言う
けど今回は違かった
まるで早く帰ってきて
そう言ってるように感じた
家に入り洗面所で一枚だけタオルを取り体を軽く拭き2階え急いだ
家の中はものすごく静かだった
何故かあっきぃの部屋だけ開いていた
俺は急いでそこに行った
そこにはぐったり倒れてるあっきぃとそれを抱き抱えてるおさでいがいた
すぐにわかった
あっきぃは父さんからおさでいを守ろうとしたんだ
俺はすぐにかけ寄りあっきぃを持ち上げベットに寝かした
おさでいは怖かったのかその場から動けてなかった
俺はおさでいを優しく抱いた
安心したのかポロポロと涙を流した
ぷりっつ「怖かったよな」
ぷりっつ「もう大丈夫やからな」
おさでい「怖がった‥(ポロポロ」
俺はおさでいを優しく撫で
恐怖心を少しでも和らげようとした
おさでい「あきにぃは‥大丈夫なの」
ぷりっつ「…大丈夫なはず」
それしか言えなかった
莉犬
誰かが階段を上がる音がかすかにした
多分ぷりちゃんが帰ってきたのだろう
お父さんは俺の作ったご飯にケチをつけながらご飯を食べる
いつリビングからいなくなるのか
いつ家からいなくなるのか
それだけを考えて静かにお父さんがいなくなるのを待った
数十分後
父「部屋に行く」
たった一言それだけを残して自分の寝室へ歩いて行った
お父さんが部屋に行ったのを確認してから静かに急いであっきぃたちの元へ行った
莉犬「大丈夫…」
大丈夫なはずじゃないそれはわかってるけどそう聞いた
ぷりっつ「おさでいは大丈夫そうだけど…」
ぷりっつ「あっきぃが…」
莉犬「そっか…」
何も言えなかった
悲しかった
悔しかった
“なんであの時自分がいなかったのだろう"
"なんで守ってあげられなかったのだろう"
どうしてこんな思いをさせてしまったのだろう
なんで
お兄ちゃんなのに何も出来なかったのだろう
おさでい「…りぬにぃ?」
震えた弱々しい音で俺の名前を呼んだ
莉犬「おさでい…」
ぷりっつ「りぬにぃ」
ぷりっつ「でいのことたのんでええか」
ぷりっつ「俺があっきぃ見るからさ」
莉犬「…わかった」
なんでぷりちゃんにこんな顔させてるんだろ
俺お兄ちゃんなのに何もできてないじゃん…
莉犬「…」
莉犬「おさでい行こっか…」
おさでい「うん」
おさでい
すごい落ち込んだ顔おしてた
何があったんだろ、お父さんになにかやられたのかな…
俺のせいかな
おさでい「…りぬにぃ?」
俺のせいかな…
俺がいなかったらこんなことにならなかったのかな
莉犬「おさでい…」
りぬにぃ教えて
なんでこんな悲しい顔してるの
お父さんになになやられた、嫌なことされた
俺がいなかったら幸せだった…
ぷりっつ「りぬにぃ」
ぷりっつ「でいのことたのんでええか」
ぷりっつ「俺があっきぃ見るからさ」
莉犬「…わかった」
あきにぃ大丈夫なのかな…
どうして…あきにぃは何も悪くないのに
全部俺が悪いのに…
莉犬「おさでい行こっか」
!!
おさでい「うん」
コメント
3件
まって神作品すぎません?!😭続きが楽しみです~!
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
ああ…本当に胸が苦しくなりました。雨の日の穏やかな時間が一瞬で壊れてしまう展開、読んでいて手が震えました。あっきぃが「大丈夫だから」っておさでいに言い聞かせるシーン、あの台詞に込められた守りたい気持ちがひしひしと伝わってきて、泣きそうになりました。それと同時に、自分のせいだと思い込むおさでいの視点も切なくて…。お父さんが帰ってきたことによる兄弟たちの緊張感、本当に丁寧に描かれていて、続きが気になります。あきにぃ、無事でいてほしいです…