hb.sr
リクエスト
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セ「…ん、″、……ッ〜」
腹が気持ち悪く目が覚める
掛け布団すら蒸し暑く
退かし丁度良い涼しさに目を瞑る
体を起こすと頭はずっしりと重い
腹から何かが迫り上がってくる感覚に
思わず口元を手で覆う
そこに寝室の扉が開き
雲雀が入ってきた
雲「せらお〜!やっと起ッ、どうしたん…?ッ」
雲「具合悪いか、」
セ「(コクコク)」
声を出すと他の物も出そうな気がした
雲「ちょっ、…待っとって、?」
急ぎ足で雲雀は寝室を出て
ドタドタと足音があちこちに響いた
するとコンビニ袋に新聞を入れた袋を
持ってきた雲雀
雲「ッ、大丈夫か、っ?…」
頭が重く今すぐにでも前に倒れそうになるが
袋を片手で持ちセラフの背中をさすってやる雲雀
雲「ッは、ける…っ?」
雲「むり、?」
セ「(フルフル)」
ゆっくり顔を左右に動かすと
雲雀は袋を近くの箱に入れ
セラフの座ってる足の間に固定する
雲「ちょっと押すで…、?」
長細い指が口内に入り
舌を抑え奥の方の上顎を押す
その間も背中をこすってやる雲雀
雲「ッ、つらいよな、大丈夫、、大丈夫ッ、」
セ「ッん、ぅ、″…く、ゥ、ぷ…ッ、ン″ッ…!」
ボドボド、べちょ、ボド、
とゴミ箱に顔を突っ込み温かい胃液だけが
喉を通り口から吐き出される
少しすると顔を上げたセラフの顔は
どこかまだ気持ち悪そうで
熱のせいか頬を火照らせる
胃液が口周りにつけ蕩けた顔は
まるで子猫がお腹を空かせ
ご飯に食らいついた後のように
雲雀は見えた
雲「…、大丈夫、?まだ、…吐きそ?」
セ「…、ぃ、、、…ミ、…す、…」
雲「水、か?…ちょっと待ってな」
雲「ほい、自分で出来るか、?」
セ「……、、き、…ッ、…チわ…、…ぅ、ぃッ、、…」
雲「上向くともっと気持ち悪くなっちゃうか」
雲「………、」
雲雀はセラフの汚れた口周りを
濡れたタオルで拭き取り
ペットボトルの蓋を開けて
自分の口の中へ水を流し込む
雲「…、」
雲雀はセラフの顎を優しく手で添え
少し上を向かしリップノイズが鳴った時
雲雀は口を少しずつ開けて
セラフの口の中へ水を流し込んだ
雲「…、ッ、…ここに、出せるか?」
セ「…、ッ…、へ、…」
雲「…もっかいやんで?」
もう一度先ほどと同じ工程をし
セラフの口周りを拭いて頭を撫でる
雲「ちょっとは楽なったか、?」
セ「…(コク)」
雲「良かった、」
雲「冷えピタ貼るから前髪上げれる?」
雲「ん、よし…」
雲「…氷枕持ってくるから、ちょっと寝っ転がってるか、?」
セ「…、(コク)」
雲「ん、」
雲「…いいよ、体の力抜いて」
セラフの背後に座りゆっくり体を倒し
布団を熱くならない程度に掛けて
少し窓を開けゴミ箱とタオルを回収する
雲「ちょい待っとってな」
ゴミをしっかりと処理し
新しいゴミ箱を用意する
氷枕専用の枕に氷と少しの水を入れ
新しいタオルに包み保冷剤を2.3個持って
もう一度セラフのいる寝室へ向かう
雲「、ちょい頭上げんで」
セラフの頭を上げ普通の枕を退かし
氷枕を置きその上にセラフの頭を乗っける
雲「ちょい体冷たくなんで」
脇と足の付け根に保冷剤を置き
新しいゴミ箱を近くに置く
雲「なんかあったら呼んでな、?」
と手の届く場所にスマホを置いて
水の入ったペットボトルを置く
セ「(コクコク)」
雲「、ちゃんと寝るんよ?」
セ「(コクコク)」
雲「はよ治してな、」
雲「……治ったら、…楽しいことしたあげる」
セ「…………(コクコク)/」
雲「ん、…笑…、…おやすみ」
暖かい手を頬に添え
少し長いキスをして音も無く離れ
寝室を出ていく雲雀
雲「…、、、可愛い…、♡」
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リクエストしてくださった方、
体調不良で書きましたが恒例の
えってなシーンが緩かったりしましたが
もし欲しければ(🐢スピードで)投稿しますので
よろしくお願いします
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