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先生「テスト期間、部活休みでーす」
先生の一言で、教室がどよめいた。
俺は別の意味で固まった。
(ん?‥あんまり会えなくね?)
廊下でこさめと合流。
🦈「テストだねー」
のんき。
🍵「だねぇ〜」
🦈「がんばろー!」
そのテンションが逆に不安。
🍵「ちゃんと勉強しなよ」
🦈「してるよ!」
🍵「どこで?」
🦈「気持ちで」
不安しかない。
テスト期間は基本、早帰り。
しかも学年違うから時間も微妙にズレる。
いつもみたいに放課後ゆっくり話せない。
初日。
すれ違いでほぼ会えず。
夜。
スマホが震える。
【こさめ:今日あんまり話せなかった】
胸がきゅっとなる。
【すち:ごめんね】
【こさめ:悪くない】
【こさめ:でもさみしい】
その一言で、全部持っていかれる。
俺も同じだ。
でも。
【すち:テスト終わるまで我慢】
強がり。
数秒後。
【こさめ:うん】
【こさめ:でも】
【こさめ:声聞きたい】
理性崩壊。
通話ボタン押してた。
🦈『もしもし』
小さい声。
🍵「眠くない?」
🦈『待ってたから眠くなんか無かったよ』
破壊力。
🍵「勉強は」
🦈『30分した』
🍵「おおぉ」
🦈『すちくんは?』
🍵「一時間」
🦈『えらい』
褒められてちょっと嬉しい自分が悔しい。
沈黙。
でも嫌じゃない。
🦈『ねえ』
🍵「ん?」
🦈『今日ね』
🦈『すちくんいないと、廊下広かった』
胸、直撃。
🍵「大げさ」
🦈『ほんとだもんっ』
少し笑う声。
🦈『テスト期間会えなかっただけで、こうなってたら』
🦈『長期休みの時、溶けちゃうかも』
俺はベッドに倒れ込む。
🍵「俺も」
本音。
🍵「なんか、落ち着かない‥」
🦈『寂しい?』
🍵「……ちょっと」
🦈『こさめも』
そのあと、同時に笑う。
こさめ病、重症だ
一方。
みことは机に向かっている。
生徒会の仕事とテスト勉強。
でも。
ふとスマホを見る。
【LAN:勉強進んでる?】
心臓跳ねる。
【みこと:がんばってます】
【LAN:無理しないで】
たったそれだけで顔が熱い。
(集中しなきゃ)
でも。
テスト期間って、なんでこんなに人恋しいんだろう。
三日目。
俺は完全に集中力が切れていた。
単語帳を見てるのに、浮かぶのはこさめ。
(だめだ)
スマホを見る。
既読つかない。
あ、勉強中か。
それはそれで寂しい。
そのとき。
窓の外から声。
🦈「すちくーん」
ん?
カーテン開ける。
下。
中庭の真ん中
こさめ。
🍵「!?」
モブ「すち、知り合いか?」
🍵「ま、まぁ知り合いだけど‥」
🦈「勉強休憩!」
🍵「戻りなさい!」
🦈「来ちゃった!」
慌てて外に出る。
🍵「なにしてんの」
🦈「五分休憩だけ」
🦈「すちくんの教室まで行っていいかわかんなくて、とりあえず中庭に‥」
息切らしてる。
🦈「顔見たら、また頑張れるかなって」
反則。
俺は少しため息をついてしまった
でも、笑ってしまう。
🍵「5分だけね?休憩は10分しかないんだから」
🦈「うん」
向かい合う。
なんか照れる。
会ってなかったの、たった三日なのに。
🦈「……痩せた?」
🍵「それは気のせい」
🦈「目の下クマ」
🍵「勉強してるからね」
🍵「来年受験生だし」
こさめが少しだけ真面目な顔になる。
🦈「無理しないでね」
🍵「こさめちゃんもだよ」
沈黙。
でも。
すごく落ち着く。
🦈「あと四日」
こさめが言う。
🦈「テスト期間終わったら」
🍵「うん」
🦈「いっぱい一緒にいよ」
約束みたいに。
俺は頷く。
🍵「絶対ね」
こさめが小さく手を差し出す。
🦈「五分の手つなぎ」
そっと握る。
短い時間。
でも。
これだけで、ちゃんと満たされる。
🦈「じゃ、帰る!」
🍵「転ばないようにね!」
元気に走っていく。
ほんと危なっかしい。
でも。
その背中を見ながら思う。
早く終われ、テスト。
お腹すいた
一個前の第14話、1000♡ってまじですか‥
見間違えかと思った
え、本当にこんな下手な作品に1000も付けてもらっちゃっていいんですか‥?
おてて壊してないですか‥?
ほんとうにありがとうございます、そして私の目玉はブラジルまで飛びました
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