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#不定期
れな ♪
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柚華-유화@受験生低浮上
101
早朝─
「おはようございますっす、◯◯さん。」
主はアモンの声で目が覚めた。だが、まだ眠いのか寝ぼけているのかアモンを引き寄せアモンの口にキスをした。
「ん〜…まだ眠いよ…」
主はそう言いつつもアモンに掴まり立ち上がり、準備をし始めた。アモンにクローゼットから服を取ってもらい服を着替え始めた。
アモンは後ろを向いて、着替えを見ないようにしていたが声を掛けられ振り向いてしまった。
「わぁっ!まだ着替え中なら声掛けないで下さいっす俺は…◯◯さんの事、大切にしたいんすから。」
主はアモンの優しい気遣いに胸が高鳴った。
(やっぱり、私はアモンにちゃんと惹かれてる気がする…ボスキとの事、アモンはどう思ってるのかな…)
主はどう聞こうかと迷っていたところ、アモンが先に口を開いた。
「◯◯さん、1度俺らを屋敷に戻らせて下さいっす。…ちょっと用事を思い出しちゃって。◯◯さんがお望みなら…此処に居させてもらうっすけど、どうするっすか…?」
主は居て欲しい気持ちもあったが、いつまでも主の世界に居させるのは良くないとも思った。こうして、アモンとボスキが残り、ハウレスとフェネスが1度戻る事になった。
主が仕事の間、アモンとボスキは取り敢えず主の部屋に居る事にしたのだが何もする事がなかったので昼寝と家事をやっていた。
†††
主は丁度、お昼休憩を取っていた時─
「◯◯さん、お疲れ様です。」
「あ、△△君!お疲れ様。」
後輩はいつもお弁当を持って来ていた主が今日は持って来てなかった事にすぐに気付き、どうしたのか聞いてみた。
「あ〜…ちょっと昨日からバタバタしてたからそれで作れなくて。今日はコンビニで買ってきたの。」
後輩はそれが、嘘である事にすぐに気付いたがそれ以上何も言えなかった。だが、ショッピングモールで見掛けた事は聞きたくてうずうずしていた。
「あ、あの!…この前、■■のショッピングモールに居ませんでした?食料品コーナーで見掛けたんです。お連れの方が居たようだったので、声は掛けなかったんですけど…」
主はすぐに、アモンと一緒に居たところを見られたのだと分かった。頭の中でどうしようかと考えていたのだが、後輩からの質問は主の斜め上をいっていた。
「◯◯さんの首元にあるそれって、その人からのですか…?」
「え?」
咄嗟に主はキスの跡を確認する為ポーチから手鏡を取り出した。しまったと思い、どんな言い訳をしたら良いのか分からなくなり、一瞬慌てたが落ち着きをすぐに取り戻した。
「あ〜これ最近、蚊に刺されちゃって…かいてたらちょっと跡になっちゃったんだよね。最近、出始めてるから気を付けないとね!」
後輩はそんな事を聞きたい訳じゃないと思ったが、はぐらかしてくる以上何も言えなかったが、主に恋心を抱いている以上確認したかった。
「…その人とはどんな関係なんですか?」
主は戸惑ったが、まだ恋人ではないのは確かだったので、友達と言っておいた。
「…彼氏じゃないんですね?◯◯さんはモテるからつい彼氏かと思っちゃって…じゃぁ、彼氏は居ないって思ってて良いんですよね?」
後輩が何故こんなにアモンとの事や自身の事について聞いてくるのか分からなかったが、彼氏は居ないと言うと表情が明るくなった。
「そうですか!…良かった。」
「…何が良かったの?」
主は興味ない人に対してはとても鈍感なんだろう、後輩が何故喜んで居るのかが理解出来ずに居た。
今日は午後診の前に1度、自身の部屋に戻ろうとしていたので、後輩とはそこでじゃぁね!と言って車の所に駆けて行った。
後輩は主が車の方へ向かって行ったのを見送った後、自身の入院患者さんのカルテに目を通していた。
(◯◯さんには彼氏は居ない。…でも、きっと隣に居た人は◯◯さんの事が好きなんだ。ピアスたくさんしててチャラそうだけど感が良さそうな人だったな…
格好良くて、◯◯さんの事エスコートするの上手そうだし…俺、勝ち目あるのかな…)
後輩は首を振り邪念を追い払い、仕事に集中する事にした。
一方主は─
「アモン、ボスキ!ちょっとだけ仕事抜けて帰って来ちゃった♪直ぐに戻らなきゃいけないんだけど…どう?」
アモンとボスキは主が居ない間、家事をしたり昼寝をしていたりと自由に過ごしていた事を言うと主は笑いながら答えた。
「そっか♪冷蔵庫のものも適当に使って良いよ。…そうだ!仕事終わりにご飯食べに行こっか?…ダメ、かな?」
主がそう言うとアモンとボスキは行く気満々になり、仕事が終わるまで職場近くのカフェで待ってもらう事にした。
主は職場に戻り、急いで入院患者さんの回診に向かって行った。するとそこで、同僚の人に会った。
「よっ!これから回診か?」
「うん!じゃぁ、行ってくるね。」
主はそう言って患者さんの部屋に向かおうとすると、腕を掴まれ止められた。
「…ごめんごめん。じゃぁな!」
そう言って主の腕を離した。主はどうしたのかと思ったが、どうでも良かったので何も気にする事はなかった。
(△△が◯◯には彼氏は居ないって言ってたが、◯◯の首のとこは明らかに蚊に刺されたやつじゃないだろ。)
同僚は彼氏は居ないが、そういう事をする相手が居るという事を確信した。
(…どうやってあの◯◯を落としたのか気になるところだな。どんな奴だったのか、△△に聞いてみるか。)
───
主は入院患者さんの回診が終わり、医局に1度戻って行くところの廊下で同僚と後輩が話しているのを見掛けた。
(仲いいんだな…前に一緒に飲みに行ったって聞いたけど、前からそんな仲だったのかな?まぁ、どうでも良いや。私は関係ないし!)
主は同僚と後輩が話している側を通り過ぎようとしていた時、突然同僚に腕を掴まれた。
「…何か用?」
「丁度、△△から◯◯の事聞いたんだよ。■■のショッピングモールで仲良さそうに男の人と一緒に買い物してたって話。」
主はその事か!と思い出し、友達だよ!と念を押したが、同僚には通用しなかった。
「友達って、セフレ…とか?」
「違うよ。そんなの居ない。だいたい関係ないじゃん。私の事は放っておいてよ…仕事しないなら帰ったら?」
主は掴まれた腕を振り払い、医局に向かって行おうとしたが、同僚は食い下がってきた。絶対に逃さないという意思が伝わってくる程に…
「じゃぁ首のとこ、なんで付いてんの?」
「これは、蚊に刺されたやつで私が無意識にかいちゃったからそれで…」
同僚は◯◯を壁に追いやり壁に手をついた。
「…そんなんで説明つくと思ってる?」
後輩はやり過ぎだと思って、主と先輩である主の同僚を引き離し、主を守る様な体制を取った。
「すみません。先輩に聞かれて◯◯さんの事を話したばっかりに…」
後輩は反省したような感じに見えたので、主は大丈夫と答えると同僚を突き離し医局に向かって行った。
───
主は今日中に終わらせたい仕事をしながら、アモンの事を考えていた。
(セフレなんかじゃない!私はちゃんとアモンの事を考えてるもん。アモン以外の人とはキスしたいと思わないし、子供なんて望まない。)
主は心の内で同僚に対して怒っていたのが、近くに来た後輩に漏れていたのかびくびくしながら主に近寄って来た。
「あ、あの、俺は先に上がりますね。お疲れ様でした。…先輩の事ですけど、注意しておいた方が良いかと思います。
さっきのは先輩がやり過ぎだと思ってますし…俺は◯◯さんの味方なので何かあったら電話して下さい。」
後輩は電話番号が書いてあるメモを、主の同僚に分からないように、主にこっそりと渡した。
主は一応、という事で後輩の番号をスマホに打ち込んで登録をした。これが、主にとっての命綱だとこの時は知る由もなかった。
医局に居る皆は、当直の同僚以外は次々に帰って行った。
同僚と2人きりになってしまって、主もそろそろ帰り支度をしてアモンとボスキ達との待ち合わせのカフェに行こうとしていた時、事は起こった。
「お疲れ様。じゃぁ、私も帰るね。」
主が医局を出ようとした時─
同僚は主の腕を掴みまたもや壁に追いやり、主の体を舐め回すように見た。
「…さっきから何なの?いい加減にしてよ!私は帰るって言ってんの!!」
同僚は初めて主が怒っている顔を見て、驚いた顔をしたが、すぐにニヤリと笑った。
「…そういう顔もするんだ。◯◯は怒った顔も可愛いんだ。色んな顔、これからもっと見せてよ?まぁ、嫌でも見せてもらうんだけど…」
主は身の危険を感じ、カバンの中に手を入れ後輩に電話をかけた。そして、どうしてこういう事をしたのか落ち着きながら同僚に聞いた。
「それは△△から嬉しそうに◯◯に彼氏が居ないって聞いたし、首元に付いてるの見て俺でもいけるかなーって思ってさ。」
「良いわけないでしょ?早く帰りたいの。」
主は同僚を睨みながら牽制をかけたが、男女の力の差というのは非条理だった。
主を抱き抱え机の上に座らせたと思ったら、服を無理矢理脱がし押し倒した。
「…こんなとこも蚊にくわれたってか?言い訳が幼稚だろ。」
同僚は主の胸に顔を近付け、キスの跡を辿るようにキスをしていった。主は感じたくないのに強制的に感じさせてくる感覚が気持ち悪かった。
†††
ブブブッ
後輩のスマホに知らない電話の通知が鳴り響いた。何だろ?と思い、電話を取ったが相手からの返答はなく声が聞こえた。
『それは△△から嬉しそうに◯◯に彼氏が居ないって聞いたし、首元に付いてるの見て俺でもいけるかなーって思ってさ
良いわけないでしょ?早く帰りたいの。』
主が危ない事に気付き、急いで医局に戻って行った。
❦❦❦
「◯◯さん、遅いっすね〜…仕事の場所、前に教えてもらったんで行ってみるっすか?」
「そうだな。」
コメント
1件
おお、第10話やばかったわ…!同僚のしつこさとあの壁ドン&押し倒しシーン、マジで胸糞悪かったけど、後輩くんの♡♡♡が命綱になる展開とか、アモンとボスキが動き出すラストとか、続きが気になりすぎる🔥 主の「アモン以外とはキスしたくない」って内面の強さも好き。次回、アモンたちが助けに入るのかな…早く読みたい!