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第4話
あの日から、数か月が経った
朝が来ても
夜が来ても
何も変わらない
いや
正確には、変わってしまったことを毎日突きつけられるだけだった
もうずっと何も食べていない
喉が詰まるみたいで、食べ物はほとんど通らなかった
何か口に入れても味なんて感じなくて
ただ飲み込むだけで精一杯だった
眠ろうとしても
目を閉じると浮かぶのは
あの日の光景ばかりで
気づけば朝になっていることも多かったし
逆に少し眠れたと思えば、夢の中でまた失って
目が覚めた瞬間に現実に引き戻される
何度も
何度も
笑っていた顔も
怒った顔も
全部ちゃんと覚えているのに
触れられない距離にあることだけが
どうしても受け入れられなかった
「いない」っていう事実が
こんなにも重いなんて知らなかった
俺は
何も変わらない部屋の中で
あの日から動けないまま
時間だけを見送っていた
「ピンポーン」
家のチャイムが鳴って、現実に引き戻される。
玄関の前には、この間のスタッフさんが立っていた。
ゆっくり扉を開ける。
🖤「どうか⋯⋯されましたか」
スタッフさんは俺を見ると驚いたように目を見開いた。
👤「目黒さんに見てほしいものがあって⋯⋯⋯⋯⋯
でも既読がつかないから、直接会いに来たんです⋯⋯」
見てほしいもの、?
🖤「すみません、迷惑かけて」
👤「目黒さん⋯ご飯⋯⋯食べれてないんですか?⋯⋯⋯ちゃんと寝れてますか?」
スタッフさんは、心配そうに尋ねてくる。
🖤「⋯僕は大丈夫です、そんな心配しないでください」
👤「そう⋯⋯ですか、」
🖤「⋯⋯⋯それより、見てほしいものって……」
俺は、おそるおそる聞いた。
👤「あぁ、そうだった⋯
これなんですけど⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
そう言ってスタッフさんが取り出したのは―――
康二のカメラだった。
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次が最終話になる予定です。
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