司Side…
司「!ここは…?」
ジャラ…
意識が朦朧とする。なんだここは…地下牢?手足も鎖で縛られているし。あ、たしか黒百合に連れてこられて…
まふゆ「目が覚めた?」
司「!…お前らは…何が目的だ!」
まふゆ「そんな声を荒げないでくれる?それにそんな大声出したって誰も助けに来ないよ?」
司「…何が目的だ?」
まふゆ「またそれ?まぁいっか…」
まふゆ「私達の目的はね…
『あなたを黒百合族に連れ戻すため』
かな?」
司「はぁ?何度も言っているだろう!俺は黒百合じゃない!白百合だ!まさかオレの能力を狙っているのか!そうだろう!なぁ!」
まふゆ「はぁ…静かにしてくれない?」
司「言っとくが、俺は黒百合にはならんぞ。」
まふゆ「…可哀想に。攫われたときに記憶を変えられたのね。直してあげる。」
攫われた?それは今だろう。そしてその誘拐犯はお前たちだろう…?それに…
司「記憶?何を言ってるん…だ…?」
スッ(まふゆが司の顔に手を乗せる)
まふゆ「これが…ホントノアナタ。」
そして見せられたのは…
黒百合の集落。皆が険しい顔をしていて、笑顔が何処にもない。そんな所に、数十人の白百合がやってくる。そいつらは家をめちゃくちゃにし、目の前で沢山の人を56し、俺を麻袋の中に乱暴に入れて運んでいた。途中で『行かないで!』と幼い少女の声が聞こえた。
まふゆ「…どう?これが全て。」
司「…オレの記憶?今のが?」
まふゆ「わかった?なんであなたがここに居るか。」
司「五月蝿い…オレは…白百合…だ…」
まふゆ「そんな事言って…今見せたのはあなたの本来の記憶だよ?早く自分を取り戻して?あなたは黒百合のルナ国の王子。白百合のスター国の王はあなたじゃない。」
司「違う…おれは…白百合……ナノカ?」
なにもわからない。自分がなにをいっているかもわからない…おれは…だれだ?
まふゆ「!…違うよ!あなたは白百合なんかじゃない!黒百合の王子なんだよ!」
司「ソウ、ナノカ…」
まふゆ「そう!だから早く…『戻ってきて?』」
まふゆ「豢苓縲」(洗脳。)
司「グッ…ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」
まふゆ「やっぱりいつもこうなるんだな…洗脳すると。」
闇司「ハァ…ハァ……ありがとう。まふゆ。」
まふゆ「…!うん!どういたしまして。」
オレは黒百合の王子。白百合は黒百合が支配する。
白百合は敵。黒百合は仲間。仲間は倒さない。
主[まふゆの性格随分と変わりましたね…]
終わり!
NEXT♡⇒15
( `・∀・´)ノヨロシク
コメント
1件
洗脳シーンって難しいですね… 尊敬しますわ出来てる人達…