注意事項
・一話参照
*
「よっ!!今日は遅刻してないんやな!!」
「あ、rbさん。おはようございますー。」
「んん"ー…!!ほんっまに朝早いよなぁ。」
rbは大きく伸びをした。
先輩のはずだが、つむじを見ることが出来る。
ハムスターと呼ばれる原因はその身長である。
それとは別に、瞬発力があり喧嘩は強いのだとか。
「不良って、全員遅刻するんだと思ってました。」
「ま、そういう奴の方が多いわな。」
rbは髪の毛を直しながらこちらを見あげた。
「俺、兄さんおるんやけど。その兄さんには、内緒で不良やってんねん。」
お前と同じように、不良校だと知らずに入学したんや、と苦笑する。
「兄さんを不安にさせる訳には行かないからなあ。せめて、家では普通の男子高校生って感じや。」
そう語るrbは、不良とは思えないほど幸せそうな笑顔だった。
いい兄がいるのだろうな。
「おーい。待って〜やぁ〜!!!!!」
「ん??あっ、sho〜。」
バタバタ、とカバンを引きずりながらshoが走ってくる。
寝癖をつけたままで、シャツのボタンも開けっぱだ。
「ほんまお前早いってぇ…。せめて俺を起こしてくれてもええやんかぁ。」
「すまん。ciの背中が見えたもんやから。」
「な、なんかごめんなさい。」
rbにシャツのボタンを直されながら、shoはこちらを見て微笑んだ。
「おはよー。情けないとこ見せてもたなぁ。」
「朝苦手なんですか??」
「夜中にゲームしてたからさー。起きれんかった!」
rbはクシを取りだしたが、shoの頭に届かないと察して、カバンの中へと戻した。
僕がやりましょうか、と聞こうとしたが、怒らせそうだったのでやめた。
「…ア"ぁ??」
「ひぇッ、ぇ、ご、ごめんなさッ」
「ciちゃうよ。」
ギロ、とciの後ろを睨むsho。
rbはぽんぽん、とciの背中を叩いて安心させてやった。
それからカバンをrbに渡して、shoがズカズカと歩いていく。
後ろから慌てた声が聞こえてきた。
何か気に触るようなことをしていたのだろう。
「…またa達か、睨みやがって。気色悪ぃ。」
「僕のことですよね、ほんまごめんなさい、」
「気にすんな。ま、shpくんと一緒に居とき。狙われないように。」
*
「ci、待たせてすまん。」
「大丈夫です!rbさんが一緒に待っててくれたので。」
shpは眠たそうに目を擦りながらやってきた。
rbはshpの肩を叩いた後、自分の教室へと戻って行った。
「ふー…だるいと思うやろうけど、なるべくワイと一緒に行動するように。喧嘩吹っ掛けられたくないやろ??」
「は、はい…。」
shpの隣の席に座り、また勉強を教える。
視線を感じるが、そちらをshpが睨めば、すぐに視線を感じなくなる。
流石だが、これはこれでなんだか精神を削られる。
「shpくーん。」
「…ん??あれ、tnさん、??」
赤色マフラーを着けていないtnがこちらに早歩きでやってきた。
髪の毛は荒れていて鼻血が出ていたらしき跡が付いている。
「htとosが殴りあってんねん、止めるの手伝ってくれへんか。」
周りのヤツらが立ち上がり、ゾロゾロと教室を出ていった。
見に行ったのだろう。
「このままじゃ基地が壊れてまう。」
「なにしてるんすか、あの2人…。」
「喧嘩ちゃうか??とりあえず、みんな集めるから、先に言っといてくれ。ciは、こっち着いてくるか?」
「あ、はい。じゃあ。」
shpはジャケットを脱ぎ捨ててのんびり歩き出した。
ciはtnの後ろを小走りで追いかけた。
*
「おーい。アニマルコンビ〜。」
教室の扉を足で乱暴に開けて、声をかける。
rbがイラついたような目線でこちらを見た。
shoとknは聞いた通り犬のように駆け寄ってきた。
「tn!?鼻血付いてんで!?!?」
「htの木刀と、osの蹴りがヒットしてもうてな。とりあえず、早く基地に向かってくれ。」
「喧嘩してんの!?!?あ"ッはっは!!!!」
「はーあ。なんでそうなんねん…。」
shoは自作の割り箸銃を持ち、knはブンブンと肩を降って走り出した。
rbはやれやれ、と呆れながら2人の後をついていった。
「ふー…、これで全員呼べたな。」
「tnさん、ほんまに大丈夫ですか、??」
「ああ。大したことちゃう。鼻血なんて怪我に入らんからな。」
「ええ…で、でも。やっぱり休んだ方が、」
「不良校では当たり前のことやねん。気にすんな。」
tnはciの手を引いて、階段を降りていく。
基地に向かうのだろう。
下駄箱を出ると、人だかりが出来ていた。
皆、2人の喧嘩を見るために集まっているのだろう。
「退け。」
「あ、す、すんませんッ!!!!」
tnは人だかりを無理矢理に進んでいく。
置いていかれないようにと、ciもその後を追いかける。
「…!zm、」
「ひひひッ、俺も遊びたいぜェ。」
zmはギラリ、とtnを見つめた。
嫌な予感がする。
咄嗟にciは後ろに下がった。
予想通り、2人も殴り合いを始めた。
どういうことだってばよ!!!!
ciは嘆きながら、shpの姿を探す。
「あっ…shpくーッ」
後頭部に重い痛みを感じ、前へと傾いた。
*
「止め。」
grの静かな声で、一斉に喧嘩が止まる。
osとhtも止まり、ふう、と息を着いた。
皆その様子に困惑する。
「ふむ。osの勝ち。」
「やっためぅ〜!!」
「くそッ…、転けなかったら勝ってたはずだ、!!」
osはわいわいと喜び、踊っている。
htは悔しそうに壁を叩いている。
「え、おい。どういうことだ。」
tnがzmを抱えて問う。
「いやぁ、どっちが強いのか、タイマンしてためぅ。集中しすぎて、いつの間にか皆集めちゃってたんやね〜。」
「あはは、ごめんなtn。白熱したら、周り見えなくなって。」
ゲラゲラと2人が、顔を見合わせて笑う。
「…じゃあ、コイツはなんやねん。」
tnはzmを指差した。
今にもtnの拘束を破こうと、じたばたしている。
「俺は楽しそうやったから混じっただけ〜!!!!」
にんまりと嬉しそうに笑う。
それにtn合わせた全員が頭を抱えた。
「なんやねん…、巻き込まれただけやないか。」
「ほんとtnごめんな。皆も集めちゃって。」
「ほんまやぞ〜。」
shpがきょろきょろと辺りを見ながら近寄ってくる。
「tnさん、ciはどこに?」
「え?ciなら後ろに…。」
そこには見に集まった奴らが立っている。
tnは慌てて背伸びをする。
彼の姿を探そうと目を凝らした。
shpは嫌な予感がして走り出す。
集団を押し倒しながら走って。
今回も短くてすみませんんん🙇♀️🙇♀️
12月中は投稿頻度激落ち予定です
待たせてしまいそうです本当に申し訳ない
待ってくれる人がいたらの話ですけど!😒
私情ですが、私自転車乗れるようになっちゃいました
コメント
9件
忙しいのに投稿ありゃとと!! いやマジでshpクンがかっこよすぎるッピ…!!!😖🫶🏻💕︎ てか、ココアチャンの投稿 年明け前くらいから見始めてるからもうそろ1年経つわ!💕︎
めっちゃ面白い! 主さん無理しないでくださいね!