“注意事項”
・二次創作
・ロフマオメイン
・世界滅亡した後の想像のお話
・空想上の化け物出てきます
・死ネタ
・半分(?)獣化します
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
甲斐田視点
暗く閉ざされた車の中で縄で縛られていて身動きが取れなくなっている。
もうなんにも出来ないんだ、3人ともまた会うことが無いんだ、そう思うと気が落ちてくる。
「…はぁ…」
今は服が擦れる音と車が走っている音しか聞こえない。
もう1つ音がするとしたら僕の心臓の音だ。
状況によって心臓の音と動きは変化する。当たり前の事だ。僕の今の心臓の音はとても落ち着いている。心のどこかでやっと助かるんだ、と安堵しているのかもしれない。
ただその安堵を上回る不安があった。
僕は保護されたからといってこれからどうなるんだろうか?僕はこれからどうなるのか…そんな不安だった。
どっちにしろ僕は3人を失ってしまったのは事実だ。もし生き返ったのだとしたら____
もう一度最初からリセットをしたい。
全て無に返して、またやり直したい____。
そう、思っている。
剣持視点
心臓が強く波打っている。
僕はなるべく、体を小さくし、息を殺し続けた。だが体の震えは止まらない。
僕は永遠の16歳だから死なないと思っていた。が、物理的な死を味わった時から、「死」が急激に怖く感じている。
寿命は永遠に進もうとも、誰かに手を出されたらぽっきり逝ってしまう…そんな事が分かった今、迂闊に行動ができない。
「ッ…」
ガタガタと震える身体を必死に抑える。最小限に、抑え込もうとする。
『入念に捜せ。さっき言った3人は必ず見つけろ。』
『はいッ!!』
そんな声が聞こえ更に身体が強ばる。震えもさっきより酷くなっている。
やだ、バレたくない…バレたくない、バレたくないバレたくないバレたくない…ッ
怖い、怖い怖いこわいこわいこわい、ッ
口を手で抑えて、必死に堪える。
バレるのも時間の問題だろう。バレた時どうやって命乞いをしようか?
惨めに許して、死にたくない、って言うのは僕のプライドが許せない、だけど見つかった時は____
『隊長!見つけました!!』
そう、耳に入ってきた声は若い男性の声。僕が1番聞きたくなかった声だ。
「ッ…ぁ…あ…ッ…」
『落ち着いてくださいッ!!我々は貴方達に危害を加えるつもりはありません!!!』
そう言いながらも僕の身体を抑えつける。
「やだ、やめてッ、!まだ死にたくない、ッ…!触らないで、!!!」
『…我々の目標は貴方達を保護すること、なので暴れないでください!!』
パニクってた僕はその男性の言葉が聞こえなかった。なんなら更に混乱していた。
その混乱して更に暴れる僕を見兼ねたのか、首あたりからドス、っという音が聞こえてきた。
そのまま意識が遠のいていく。
あぁ…僕はこれから一体どうなるのだろう…?
予想ができない。前みたいな暮らしは少なくとも絶対に出来ないだろうし、…
頭がぼんやりとしていく中、意識が完全に無くなるまでそんな事を考えていた。
コメント
2件
久しぶりです!今回も最高でした!!!社長とふわっちは大丈夫なのか…剣持好きぃぃぃい
初コメ(?失礼します! 続きめちゃめちゃ気になります! だいぶ前にフォローさせていただいてました! マイリストに追加失礼します!